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聖書概論

ネヘミヤ 記

(2021-03-19)

ネヘミヤ記:

1、表 題 

A、Nehemiah<ネヘミヤ>=慰め、あるいは、エホバは慰め。

B、回復の書巻。

C、再建の書巻。

2、著 者:

 ネヘミヤによって書かれた。それは主に自叙伝として書かれたものである。

3、年 代:

A、エズラ記の終了から、だいたい12年後に始まる約16年間にわたっている。

B、多分B,C,440年から400年の間に書かれたものと思われる。それは旧約の最後の歴史書として書かれた

  書巻である。

 4、鍵 語:

A、Gate(s) 門………………………………………………………41

B、Wall(s) 城壁……………………………………………………36

C、Repairet 修理した………………………………………………35

D、Build(ed,ers,est,t) 再建、建て、建て直し、建て直す者、修理しする、

  築く、築く者。………………………………………………………24

E、Woark (s) 工事、仕事、用途、努め、行い、しわざ………………23

F、Pray(ed,er) 祈る、祈り、……………………………………………8

 

5、鍵 節:

 4:6、9、

6、目 的:

A、ネヘミヤの指導のもとに、いかにエルサレムの城壁と12の門が修理、再建され、そして人々が回復さ

  れたかを示すため。

B、教会に回復の原則を与えるため。

7、メッセージ:

A、神の目的は失われたものを回復し、破壊されたものを再建することである。

B、神に対する、成功的な働きをなす条件は、祈り、苦痛と忍耐である。

8、アウトライン:

Ⅰ、城壁の再建……………………………………………………1−7章

Ⅱ、信仰の福興……………………………………………………8−12章

Ⅲ、人々の改革………………………………………………………13章

9、まとめ:

 ネヘミヤは、敬虔深い性質と始動性の模範を、私達の前に提示してくれる。神の召命を受けた時、彼は贅沢な生活を放棄し、スサの王宮での高い地位を断念し、苦労と危険と困難、そして復興の働きの中で、内側からはにせ兄弟達、また外側からは敵の反抗を受けたのである。彼は信仰と知恵と勇気と忍耐の人であり、また祈りと力に人、そして自分自身が働くと同様に、他人を鼓舞して働かしめる能力を持っている。

(注)エズラ書とネヘミヤ記は共に、ダニエルがバビロンで受けた有名な”70週の預言”のある部分の成就を示している。『エルサレムを再建せよ、との命令が出てから』(エズラ記)『その苦しみの時代に再び広場と堀が建て直される』(ネヘミヤ記)(ダニエル2:25)。

10、キリストの現れ:

 キリストは、天の宮殿(詩篇45:8)を離れて来たユダの支配者(マタイ2:6)として、またエルサレムの霊的回復の中における祈りの人、働き人として表されている(ヨハネ17章 マタイ16:18)。

 

 

関連聖書箇所:ネヘミヤ記

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