ヨナが海に落ちると待ち構えていたように大きな魚が現われてヨナを丸ごと飲み込みました。

ヨナが目を開けると、そこは真っ暗な場所でした。 そして自分のいる場所が分からず考えていました。
ヨナ 「何か足元が柔らかいなぁ。これが海の底かな。しかし随分と浅い海だなぁ」

「しかし、何とも生臭いし生ぬるい。こ、ここは・・・ま、まさか魚の腹の中なのか。 ならばグズグズしていると私の体は溶けてしまうぞ。そうだ、今のうちに逃げ出そう」
ヨナは、やっと気が付きました。

しかしドアも窓も、ありません。これでは逃げようがありません。
ヨナ 「助けてくれぇ、助けてくれぇ、大変だぁ。」

ヨナは大きな声で力の限り叫びました。 でも、その声も、どこにも届きません。
一体どうなってしまうのでしょうか・・・。
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