バシャーン、バシャーンと水が船に押し寄せてきます。
さっきまで
「世界の果てまで行っても大丈夫」
と喜んでいた人たちは
「気分が悪いよぉ」と言ってげっ、げっと吐いています。
ますます風は強くなるばかり。 このままでは船は沈んでしまいます。
そこで船長さんが言いました。
船長
「私も長い間、この海を何度も通ったが、こんな嵐は初めてだ。
これは、きっと誰かが悪いことをしたので、神様が怒っているのだ。」
船に乗っている皆は、とても恐くなりました。
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