ヨナは船の所まで来て船長さんに話し掛けました。  
| ヨナ | 
「もしもし船長さん、私を乗せてください。お金なら、いくらでも出します。」 | 
 
 
 
船長さんは答えました。  
| 船長 | 
「これはこれは、お客様。どうぞお乗りください。これはタルシシ行きの船ですが、よろしいですか。」 
 | 
 
| ヨナ | 
「ニネベ行きでなければ、どこでもかまいません」 | 
 
 
 
ヨナはそう言って、船に乗り込みました。  
 
まもなく船が港から出て行きました。  
その日は本当に良い天気で、風も無く波も静かです。  
船に乗った人たちは「何という結構な天気でしょう。この天気なら世界の果てまで行っても大丈夫だよ。」と喜びました |