盲人 「まったくなさけない。町はお祭りというのに、私は真っ暗だ。これは誰のせいだ」
盲人はしかし考えました。
盲人 「私はこのままで終わってはならない」

盲人は必死に光を求めました。肉の目は見えませんが、彼の心は、光を求めてやまなかったのです。

どこからともなく、かんばしい香りが風にのってきました。
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