ヨセフ |
「こんばんは。私どもはナザレの町から参りました。今夜一晩泊めていただけませんか。」 |
宿屋の主人 |
「それは遠いところから御苦労様です。しかしお気の毒ですが、御覧のように満員で私どもの寝る部屋もありません。この先の宿屋をお尋ね下さいませんか。」 |
ヨセフ |
「実は妻のマリヤがお腹が大きくお産が間近ですし早く休ませてやりたいのです。雨と夜露の当たらない場所さえあれば良いのですが」 |
宿屋の主人 |
「では失礼ですが裏の馬小屋ではいけませんか。新しいわらもありますし手足を伸ばして寝ることもできましょう。時間も遅いですから今夜だけでもお泊りください。 |
宿屋の主人のあたたかい心にマリヤもヨセフも生き返る思いがしました。