ユダヤの国ナザレの村にマリヤという一人の女の人が住んでいました。

冬も近づいたある日のことマリヤが静かにお祈りをしていますとガブリエルという天の使いが現れました。

天の使い 「マリヤさんおめでとう。あなたに立派なお子さんが生まれます。イエスと名をつけなさい。この方は人々に喜びと光を与えてくださいます。あなたは本当に幸せ者です」
マリヤ 「とんでもありません。私のような者にどうしてそんなことが起りましょう」
天の使い 「心配なさいますな。人間にできないことは神様がしてくださいますから」
マリヤ 「かしこまりました。私は神様の召し使いです。お言葉の通りになりますように」
この頃この国に国勢調査があってマリヤと夫のヨセフは登録(名前を届ける)のため、故郷のベツレヘムの町に帰ることになりました。
つぎへ(2/12)