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このWEBサイトは生駒聖書学院創立者であるレオナード・クート師の当時の資料を保存、共有しています。聖書の学びの助けになれば幸いです。

日本伝道50年(昭和四十六年二月)

先生との出合い(楳図 芳江)

(2023-06-03)

”イエスキリストは、きのうも、今日も、いつまでも変ることがない” (ヘブル書十三の八)

じっと見つめられたら射すくめられてしまいそうなこわい先生、それでいてふだんはいつもニコ ニコしてとても人なつこい先生でした。

ちょっとの間も惜しんで聖書を開いていられました。その先生はもう見ることは出来ません。でも先生は、今も、どこにでも、いつも、いつまでも変ることなく私の中に活きていて下さるのです。

クート先生に始めてお目にかゝったのは三十三年前の八月でした。胸骨カリエスの手術後の静養のため当地に導かれてまいりました。教会のすぐ近くの家でしたので生れて間もない長女を抱いてよく教会にまいりました。先生は幼稚園児位の可愛いい坊ちゃんと嬢ちゃんをお連れになって、つたない日本語で聖書のお話をして下 さっておりました。

その時の坊ちゃんがダビデ先生、嬢ちゃんがベル先生夫人なのです。 間もなく先生は本国へ御帰りになり、私も田舎へそかいしました。世界中の国々がいくさをしても、人々は離れ離れになっても、キリスト様はいつも変りないみ教えによって私を守り導いて下さいました。やがて終戦になり先生は再びお帰り下され教会は再開されました。

幸い私も再び富雄に導かれ元の家に住わせて頂くことになりました。この頃は一番末のお嬢さんがいつも先生と御一緒に来て下さってきれいな声で聖歌を独唱して下さって教会をうるほして下さ いました。
洗礼を受けさせて下さったのもクート先生でした。

その先生は今この世に居られませんけれど先生の教えは今もありありとこの私を慰め、励まし、いさめ、守り、育てていて下さいますから感謝 でございます。

主婦 富雄キリスト教会

 

伝道50年 目次

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