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このWEBサイトは生駒聖書学院創立者であるレオナード・クート師の当時の資料を保存、共有しています。聖書の学びの助けになれば幸いです。

日本伝道50年(昭和四十六年二月)

先生をしのびて(吉川 きぬえ)

(2023-06-03)

初めてクート先生にお合いしましたのは、もはや十五年前の元旦礼拝の時でした。 私は前より外人とはものを言った事もなく接した事はありませんでしたが、聖会の中でいつもにこにことして聖 書の言葉をのべ伝え下さいました。

進め主イエスの兵子らよ、みよ十字架は前に行く、聖歌三百番のコーラスを足音高く繰り返し繰り返し讃美をして下さった事を今も忘れる事が出来ません。故クート先生は神の指命により本国を離れ家族友人を離れて日本の為に献身なし下され、永年間の聖 書学院で伝道なし下され多くの人を導き又多くの教会をも建てて信仰の道をひらいてて下さった事 を感謝します。

学院に御いでの時は、夜遅く伝道からお帰りなされ、あの細い暗い野道を一人とぼとぼとだれも居ない家へお帰りなされ一人でお食事をなさってお休なさった事を思います。時に何 と云う信仰の深いお方であろうと今更ながら感謝せずには居られません。

私も幸にして其のクート 先生の指導のもとで神のを知ったもので御座います。 先生が国にお帰りの時、最後のお言葉は前 進しなさいと云ってあの大きな手できつく握手をなして下さいました。もう一度帰るから頑張って いなさいと云ってお帰り下さったのが最後で御座いました。今は天国で神様の右で共に我等の信仰 を見守って下さるでしょう。

神の使命に全うされた先生に栄光あります様、私等も残された足跡を たどりつゝ前進して行かねばならんと願って居ります。

主婦 富雄キリスト教会

 

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