オバデヤ書
1、表 題:
A、Obadeya(オバデヤ)
B、報復の書巻
2、著 者:
エドムに対して、預言した、神の報復の預言者、オバデヤによって書かれた。
3、年 代:
A、オバデヤの努めはユダのヨラムの治世の約8年間(B,C,848年−840年)にわたっている。
(ある人はオバデヤの務めは、バビロン捕囚中、または、後であるといっている。)
B、多分B,C 848年から840年の間に書かれた。
4、鍵 語:
A、(Day)日 ……………………………………12
B、Esau, Edom エソウ、エドム…………………9
C、Poassess)占領する、所有する、(領地)……7
鍵句:
A、絶やされる、断つ ………………3
5、鍵 節:
4節、15節、
6、目 的:
A、エソウ、エドムの破滅、破壊、荒廃を宣言するため。
B、歴史的にも預言的にも、ヤコブ/イスラエルの解放と回復の約束を確認するため。
C、メシヤの務めの型を示すため。
7、メッセージ:
A、高ぶりは破壊に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ(箴言16:18)
B、人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。(ガラテヤ6:7−9)
8、アウトライン:
Ⅰ、エソウとエドム………………1−16節
A、破壊は決定された………1−9節
B、罪は宣告された…………10−14節
C、裁きは宣告された………15−16節
Ⅱ、ヤコブ/イスラエル………………17−21章
解放と回復
9、まとめ:
オバデヤ書は、神の報復の律法を示している。
あなたがした様に………あなたにもされる(15節)=ユダに対するエドムの裏切り。
……裏切りを通してエドムは滅びる。(11節)ーエドムはユダから強奪した。(13節)
……エドムは強奪される(5−6節)。ーエドムは凶暴な剣を振り上げた。(10節)。
……エドムは凶暴な剣を受ける、(9節)。ーーエドムはユダの全き破壊を狙った(12〜14節)
……エドムは完全に破壊される(9、10、18節)
ユダは刑罰の後に回復を約束されたが、エドムは回復の約束は与えられなかった。この書の背景のカギは、
この二つの国とその父エソウとヤコブの関係に見られる。
(注)オバデヤ書とアモス書の相互関係には、数カ所に引用箇所がある。
10、キリストの現れ:
キリストは、エホバのしもべ(ピリピ2:7)、礼拝者(ヘブル2:12)そして神の報復の執行者(テサロニケⅡ1:6−10)として現されている。
オバデヤ書
1、性格、
A、鍵語 むくい
B、鍵句 主の日は全ての国々の上に近ずいている。あなたがしたように、あなたにもされる。
あなたの報いは、あなたの頭上に返る。(オバデヤ15節)
C、大 要
1、イスラエル民族はカナン定住以来、寸時も赦されることなく生命と平安をおびやかされていた。
それは猛悪なエドム人で本書は神のエドム人に対する復讐の予告。彼らの運命と最後を述べている。
2、エドム人は、イスラエルの先祖イサクの兄エソウの子孫。エドム人はイスラエル人からすると全くの
異邦人ではなかった。
イサク、エソウの争い、イスラエル人とエドム人(創世記25章22、23節
エドム人=傲慢、野蛮、野生的(エソウと同じ)
エドム人はいつもイスラエル人を悩まし続けていた。エドム人はイスラエル人に滅ぼされ
残るもの一人もなし。
ⅱ 著 者
オバデヤ
Ⅲ、分 割
A、エドム人の傲慢に対するエホバの激烈な譴責、1−9節
B、エドム人の大罪の事実と滅亡の必し 10=14、
C、エホバの日の来臨とエドムの運命の果 15−21、
Ⅳ、使 命
1、エホバは選民の絶対の養護者、指示者であること、
2、選民を脅かす民族は復讐する。 10節、15節