HOME

聖書概論

エレミヤ哀歌

(2020-11-18)

 エレミヤ哀歌

 

Ⅰ、性格

 A、鍵語 罪による不幸と神の憐れみ。

 B、鍵句 3:22 私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。

               主のあわれみは尽きないからだ。

 c、大要 

 

名称、原語ヘブル語によると本書の名称は巻頭の言をもって呼ばれている。

        ああ哀しいかな

      エレミヤ7:29 哀哭

      アモス 5:1  哀歓、

      サムエル     哀歌

  ギリシャ語訳の序文は実感に溢れて素晴らしい。

『イスラエルの虜囚にうつされた後エレミヤは荒廃の都に座し涙にくれてこの哀歌を作りエルサレムを悲しめり』

 西暦紀元前586年に於けるユダ王国の滅亡(列王下24章)ネブカデネザルによるエルサレム包囲と

その破壊と民の苦悩と虜囚とを題材として書いたものである。ユダヤ人が選民でありながら、背き、罰せられその山や野を涙に暗れながら眺め歌った歌である。

 

Ⅱ、著 者

 ギリシャ語訳では、はっきりエレミヤと記されている。日本語では一度もエレミヤということは書かれていない。人によるとエレミヤではなく他の人だという人が、ギリシャ語にははっきり記されているしギリシャ語は原文ヘブル語によっているのである。日本語訳も書く時にエレミヤが書いたことはと当然のことだと思ってエレミヤという名を入れたのであろう。

 他の文にもエレミヤであることが示されている。列王下35:25、

 

   アブラハムがイサクを捧げた山-----モリヤの山

   サラの死体を埋めた所------------カルバリ山

   エレミヤが哀歌を書いた所------カルバリ山

   イエス・キリストの十字架-------カルバリ山

 

Ⅲ、他書との関係

 イエスの言『あゝエルサレムよ、エルサレムよ』

 雅歌-----教会とキリストの愛の交わり

 哀歌-----認罪と悔い改めの涙なくしてはあり得ない。

 

 雅歌----エルサレムを賞賛

 哀歌----エルサレムの破壊を見て呪う。

 

Ⅳ、分 割

A、エルサレムの苦悩と荒廃-----1章

1、悲劇的なエルサレム-------1〜7章

2、エルサレムの大罪に対する神の正義な審判----8〜11節

3、行路人への切実な哀悼と同情の懇望−-----12〜19節

4、神に対する哀願の祈祷---------------20〜22節

 

B、罪に対する神の激怒-------2章

1、エルサレムの方位と滅亡-------1〜14節

2、往来の人々の嘲笑と罵倒による苦悩と絶望------15〜17節

3、神に対する救助の祈祷--------18〜22節

 

C、神の憐れみによる救いの希望-------3章

1、エレミヤの悲観と希望---------1〜36節

2、神の正義の審判-------------37〜39節

3、同胞に対する悔い改めの勧告-----40〜54節

4、神への切実な哀願の祈祷----------55〜66節

 

 

 

D、悲劇のエルサレム包囲と恐怖------4章

1、シオンの過去と現在の対比---------1〜10節

2、宗教指導者の不信仰と堕落ぶり-------11〜16節

3、絶対絶命の状態-----------17〜20節

4、エドム人への宣告---------21〜22節

E、神の憐れみに哀願---------5章

1、エルサレムの崩壊と虜囚の悲惨---------1〜18節

2、すみやかな救助の哀願-------------19〜22節

 

ⅴ、使 命

A、罪はただ罪のままで終わらない。後で必ず呪いを招来する。ロマ6:23節上半句

 『罪からくる報酬は死です。』

  されど神のあわれみは永遠に絶えない。

 『しかし、神のくださる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠の命です。』

B、聖書中最も哀愁を帯びている。

  神の愛のムチ(3章)25:26:〜36、40章

 

ⅵ、教 訓

 4章 過去のシオンの盛況

    現在のシオンの破壊

    御教会への教訓

  

   4章11〜16節

 

エレミヤ哀歌 終了

 

                                    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関連聖書箇所:哀歌

← 1つ前へ |