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モンゴル宣教ツァルス通信

モンゴルニュース9

(2013-02-03)

1 デイサービスを終えて   6 ~ 8 月の 3 ヶ月間重度脳性マヒ児 のデイサービスを通して、休園時の家 族支援の必要を感じました。モンゴル 人は親族がとても親しく、どこのご家 庭へ行っても必ずと言っていいほどご 家族以外の身内の方がおられます。
そのため、デイサービスが本当に必 要か?とも思いました。しかし、ナン ディンの祖母が他界された時は、休日 でしたが急遽お預かり致しました。
またアリヨンボルドのお母さんは入 院中の大叔母さん(8 月に他界)の介 護で週 3 ~ 4 日病院に行っておられま した。
デイサービスで週 3 日お預かりしま したので「安心して看病ができました」と言われました。親族間の仲が良いと は言え、障害児の介護は殆どご家族で すね。そのことを通して、障害児に対 して親族はどのように受け止めておら れるのか、お母さんは障害児を出産し たことをどのように受け止めておられるのか、社会は障害者をどのように見て いるのかと考えさせられました。

現在、日本では障害者の社会参加が活発になり、 障害者への理解も深まっていますが、ま だまだ障害者への差別、偏見等があります。弱さを持った人々の人権が護られ、 互いに愛を持って助け合うためには、一 人一人が神様の意図された作品であるこ とを知ることが大切です。障害者とその ご家族の上に神様の愛が届けられますように。「わたしの目には、あなたは高価で 尊い。わたしはあなたを愛している。」
(イザヤ 43 章 4 節)  9 月からは幼稚園の障害児クラスを手伝っています。重度脳性マヒ児が 4 人、知的障害児等 4 人の合わせて 8 人です。 (全介護 4 人、半介護 2 人、支援 2 人。) 担当教師、補助教師と私の 3 人ですが、担当教師は多忙でクラスにいる時間が少 なく、補助教師も他の仕事(掃除)があ りますから、私一人で子供たちを見るこ とが多いです。神様から頂く知恵と御護 りによって障害児クラスを手伝って行け ますようにお祈りください。


2 ヘンティ県北部の町ダダル  ウンドルハーンから北へ直線で220 Km の所にダダルという町があります。 この町はチンギスハーンの誕生した所で す。(チンギスハーンの誕生地と言われ るところが何箇所かあったようですが、 昨年、大統領が正式に生誕地として宣言 しました。)
この生誕地は 100%のエネルギーが出 ていると言われ、このエネルギーを受け るために多くの方々が訪れてエネルギー をもらい、実際にスポーツ選手など優勝 されたりしています。ロシア近くには磁 気を帯びた大きな石もあります。ロシアに接し、森林と湖の多い美しい 所です。この不思議な町ダダルへ行って きました。
 ダダルはブリヤード民族の町で人口約 3千人、クリスチャン1%(2000 年に 4 人のクリスチャンによって宣教開始)、 障害者 100 人ほど。家はモンゴルゲルより木造の家が多いです。中心地に電気が 届いていますが、まだロウソクと自家発電機等の所が多いです。水道は無く井戸水 ですがとても美味しいです。湖のある保養 地に宿泊しました。トイレは松林を少し 入った所にありました。(どこもトイレは 屋外。)夜の 7 ~ 11 時まで電気がつきまし たがその灯りよりも、夜中の月明かりの方 がはるかに明るかったです。  またこの町は母子家庭が多く、高齢者は 3 割(モンゴル全体で 60 歳以上は6.7%)、 18 歳以下は 5 割です。中学はありますが 高校は他の町へ行かなければなりません。 障害者は通常の教育は受けられませんが、 休校中に知的障害者のクラスが行われ、職 業訓練を受けています。現在 27 人が登録 していて、その中には聴覚障害者もおられ ます。

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