(2021-03-23)
歴 代 志Ⅰ:
1、表 題:
A、Chroicles<歴代志>=”その時代のことば”……ヘブル語の書名。
B、”Supplements"<付録>……70人訳の聖書の書名。
C、”詩篇”………ギリシヤ語の書名
D、神制政治の書巻。
2、著者:
エズラによって書かれたと思われる。
3、年代:
A、サウルの死からソロモン王の統治の初めまでの、約40年間にわたっている。
B、多分B.C.450年頃書かれた。
4、鍵 語:
A、Davib(“s) ダビデ(の)……………………189
B、House 家…………………………………… 106
C、Begat 生む……………………………………86
D、King(“s,s) 王(の、達)……………………76
5、鍵 節:
29:26 ”ダビデは全イスラエルを治めた”
29:12 ”あなたはすべてのものの支配者であられる”
6、目 的:
A、ダビデの王座と祭司としての務めに到るまでの系図を与えるため。
B、ダビデ王の支配を歴史を与えるため。
C、ダビデの幕屋において制定された礼拝の順序を記録し、ソロモンのもとに建設される神殿の準備を記す
るため。
7、メッセージ:
A、神は主権者である。
B、人は神の権威に服従することによって、神から自分の権威を引き出せるのである。
8、アウトライン:
古いヘブル人の言い伝えに、『モーセはイスラエルに5巻の律法を与えそれらに呼応して、ダビデはイスラエルに5巻の詩歌を与えた』とある。
Ⅰ、系図………………………………………………1−9章
(1)族長の系図……………………1−2章
(2)王族の系図……………………3−5章
(3)祭司の系図……………………6−9章
Ⅱ、神政時代の歴史…………………………………10−21章
(1)サウルの死……………………10章
(2)ダビデの支配…………………11−21章
Ⅲ、神殿………………………………………………………22−29章
(1)啓示と準備…………………………22−27章
(2)ダビデのソロモンへの指示と死………28、29章
9、まとめ:
サムエル記Ⅱとちょうど同じように、ダビデ王がこの書巻の中心人物である。ダビデの幕屋の礼拝の順序を制定し、神殿の啓示を受け、建設の準備とその務めをソロモンに委任するするところのダビデがそこに伺われる。
10、キリストの現れ:
キリストは啓示を受け、霊の宮の建設のために死の前にその準備を果たし(教会………エペソ2:20、21)。聖霊(ソロモン)の務めに託する”ダビデ王にまさる者”として、表されている。
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関連聖書箇所:歴代志上