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聖書概論

オバデヤ書

(2021-02-13)

オバデヤ書

1、表 題:

A、Obadeya(オバデヤ)

B、報復の書巻

2、著 者:

 エドムに対して、預言した、神の報復の預言者、オバデヤによって書かれた。

3、年 代:

A、オバデヤの努めはユダのヨラムの治世の約8年間(B,C,848年−840年)にわたっている。

 (ある人はオバデヤの務めは、バビロン捕囚中、または、後であるといっている。)

B、多分B,C 848年から840年の間に書かれた。

 

4、鍵 語:

A、(Day)日 ……………………………………12

B、Esau, Edom エソウ、エドム…………………9

C、Poassess)占領する、所有する、(領地)……7

 鍵句:

A、絶やされる、断つ ………………3

 

5、鍵 節:

    4節、15節、 

6、目 的:

A、エソウ、エドムの破滅、破壊、荒廃を宣言するため。

B、歴史的にも預言的にも、ヤコブ/イスラエルの解放と回復の約束を確認するため。

C、メシヤの務めの型を示すため。

 

7、メッセージ:

A、高ぶりは破壊に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ(箴言16:18)

B、人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。(ガラテヤ6:7−9)

 

8、アウトライン:

Ⅰ、エソウとエドム………………1−16節

  A、破壊は決定された………1−9節

  B、罪は宣告された…………10−14節

  C、裁きは宣告された………15−16節

Ⅱ、ヤコブ/イスラエル………………17−21章

   解放と回復

9、まとめ:

 オバデヤ書は、神の報復の律法を示している。

 あなたがした様に………あなたにもされる(15節)=ユダに対するエドムの裏切り。

……裏切りを通してエドムは滅びる。(11節)ーエドムはユダから強奪した。(13節)

……エドムは強奪される(5−6節)。ーエドムは凶暴な剣を振り上げた。(10節)。

……エドムは凶暴な剣を受ける、(9節)。ーーエドムはユダの全き破壊を狙った(12〜14節)

……エドムは完全に破壊される(9、10、18節)

 ユダは刑罰の後に回復を約束されたが、エドムは回復の約束は与えられなかった。この書の背景のカギは、

この二つの国とその父エソウとヤコブの関係に見られる。

(注)オバデヤ書とアモス書の相互関係には、数カ所に引用箇所がある。

 

10、キリストの現れ:

 キリストは、エホバのしもべ(ピリピ2:7)、礼拝者(ヘブル2:12)そして神の報復の執行者(テサロニケⅡ1:6−10)として現されている。

 

                  (オバデヤ書)終り

 

関連聖書箇所:オバデヤ書

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