(2021-01-16)
ゼパニヤ書
Ⅰ、 性 格
A、鍵語 妬みの火
B、鍵句 1章18節
C、大 要
1、著者の活動
ゼパニヤはユダヤの王ヨシヤの時代に預言者職に1:1節 ヨシヤの治世年間はBC638年~BC608年に及びBC621年に律法が発見されて国家と宗教の全般に亘って改革を断行した。
ゼパニヤはヒゼキヤの血統を引いた王家の一員。
2、本書の預言の動機
スクテヤ人の侵入によるユダの危機の切迫があった。 BC628年に北方の口海、カスピ海に居住していた遊牧民族スクテヤ人(ウクライナ人)が突如待挙して南下してアジヤ南部にまで来て荒らし回った。本書はその危期をエホバの日と書き表している。それを預言としてイスラエル民族に悔い改めをうながし、神に帰ることを迫った。
Ⅱ、分 割
A、不義の中に審判のためにいます正き神 1章1ー3章8節
1、来るべき審判の予言よる威嚇 1章2−7節
2、審判により滅亡せらるべき人々 1章8−13節
3、エホバの日が到来の接近の告示 1章14ー18節
4、神の憐憫による悔い改めの勧告 2章1−3節
5、イスラエルをめぐる諸国に対する神の審判の宣告 2章4ー15節
6、イスラエルの極悪の罪の有様と世界審判の断行の宣告 3勝1ー8節
B、イスラエルの中に救いのためにいます救いの神 3章9節ー20節
1、イスラエルの悔い改めと回復 3章9ー13節
2、イスラエルの歓喜と平和 3章14−17節
3、イスラエルの栄光 3章18−20節
Ⅲ、使 命
神の義しき故、審判の激しさ。
嫉妬の火 1章18節 3章8節
焼き尽くす火 ヘブル12章29節
愛の深さ 3章17節
神の御経綸 3章19、20節
(終わり)
関連聖書箇所:ゼパニヤ書