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聖書概論

雅歌

(2020-10-12)

雅 歌
1 性格
 A、鍵語  愛
 B、鍵句 8:6、
   愛は死のように強く、ねたみはよみのように激しいからです。その炎は火の炎、すざまじい炎です。
  大水もその愛を消すことができません。洪水も押し流すことができません。
 C、大 要
1、雅歌の原語ヘブル語 ”シール・バッシーリームと言い歌の歌(歌の中で最もすぐれた歌)という意味
  である。歌の歌、空の空、僕の僕、等同語をダブらせているのは最高の表現。
2、画家の主題はソロモンとシュラムの乙女の情熱的な愛を土台としている。ラビ、アキべ(パリサイ人
  の律法学者)が絶対的信仰によって言った言葉『全世界でさえイスラエル又は信者に与えられた雅歌に
  は及ばない。何故なら聖書の各書が神聖であるが雅歌はその中でも最も神聖である』と言っている。
3、雅歌は全世界のあらゆる文学書にまさる華麗優美な最上の文学書である。それは全く一般の如く人間的
  技法によらない全く神の霊感によるものである。
4、ソロモンとシュラムの乙女とその愛人の青年僕羊者の3角関係を題材にしたのだと言われている。
  単に男女の愛情物語に止まらない。それは、花婿キリストと花嫁御教会との関係を歌ったものである。

  愛について
   容姿=日本語には一つしかないが、ヘブル語にはいくつもの意味がある。
A、感覚的な情、 情欲、肉の愛  創世25:28  サムエルⅡ13:4
   エレミヤ2:33ー愛を求めるが故に自分を良くしょうとする。
B、家族的な愛
  母と子  創世記22:2
  兄弟   出エジプト21:5
  友    サムエル前18:16
           後 Ⅰ:16
C、至高の愛、霊的愛=この上なき高い神聖な愛
Ⅰ、神の愛  申命記4:34、7:7
       列王上10:9、
       ホセア 3:Ⅰ、9:15、11:4、
       エレミヤ2:2
       イザヤ 43:4
           48:14、
          詩47:4、
 エホバに対するイスラエルの愛、
    神に対する信者の愛、  出エジプト20:6、申6:5、
                 ネヘミヤⅠ:5、列王上3:3、
Ⅱ 他書との関係   
        エペソ書
Ⅲ、分割
1、愛人の会見  Ⅰ:2〜2:7
2、シュラムの乙女の独り言  2:8〜3:5、
   a、ソロモンと最初の会見を回想して 2:8〜3:5
 b、愛  3:Ⅰ〜5、
3、宮廷の婚姻   3:6〜5:1、
4、愛が失われて再び見出される。5:2〜6:9、
5、愛すべき極上な妃      6:10〜8:4、
6、新郎新婦共にシュラムの家に帰る。8:5〜18、

Ⅳ、使 命
1、本書は単に男女間の愛情の美しさを歌ったものでないとするならば何かそれはキリストに対する教会、
    花婿に対する花嫁、即ちキリストに対して捧げるべき愛と真心の何であるかを教えることを主眼として
  さらに我らの中に換気している。
2、愛とは、愛は一つになる事である。愛は建設的なものである。
3、言語学的には
  ギリシャ語=4種
 a  エロース=感覚的
 b ストルゲ=家族愛
 c フィリアー=社会的な愛
 d アガベー=宗教的な愛、神と人との聖愛

  愛
1、神の人への愛
  神のイスラエルの愛 イエスより
2、人の神への愛=信仰
3、人の人への愛
  パウロ 隣人への愛

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