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聖書概論

創世記

(2021-04-09)

創 世 記:

1、表 題:

A、Genesis<創世記>=初めに、起源、発生。

B、起源の書巻。

2、著 者:

 モーセによって書かれた。彼はまた出エジプト記、レビ記、民数記、申命記をも書いた。これらの5巻の書は ”モーセの書”あるいは”モーセの律法”と新約聖書で呼ばれているモーセの五書を形成している。

(ルカ24:27、44、使徒28:23)

3、年代、

A、アダムからヨセフまでの約2400年間にわたっている。

B、B,C,1440年頃に書かれた。

4、鍵 語:

A、Begat 生む、生んだ、生まれた ………………………………………………… 69

B、Seed 子孫、種 ………………………………………………………………………58

C、Ceneration(s)  歴史、代々 時代、系図、経緯、〜 代目、家系、

        生まれた (順)………………………………………………………21

D、Begin(an,ing) 初め、始め、始めた …………………………………………………12

5、鍵 節:

 1:1、 3:15

6、目 的:

A、全てのことの起源の記録を与えるため。

B、神が創造と贖いの創造者であることを示すため。

C、全ての諸国民の起源とヘブル民族が、贖い主の生まれ出るところの、神の選民として選ばれたことを示すため。

7、メッセージ:

A、人が自発的に神を求める前に、彼は失敗を通して自分自身の弱さや欠点を知る必要がある。

B、人がいかなる失敗の状態にあっても、神の救いは、それらに応じ得る。

8、アウトライン:

Ⅰ、宇宙と人間の起源……………………………………1−11章

   四つの重要な出来事

(1) 創造 (2)堕落 (3)洪水 (4)バベル……全世界

 

Ⅱ、ヘブル民族の起源 ……………………………………12−50章

  4人の重要な人物

  (1)アブラハム (2)イサク (3)ヤコブ (4) ヨセフ………選ばれた民族

9、まとめ:

 創世記は聖書全体の”苗床の書”(seed-book) であり、聖書全体を通して流れ出るすべての真理の源であり、その流れは黙示録において完成するものである。創世記と黙示録は創造と贖いに関する全ての事柄の始めと終わりである、創世記は、宇宙(1:1)、人間(1:26、27)、結婚(2:21−24)、罪(3:1−7)血のいけにえ(3:21、4:1−7)国々(10:32 )、ヘブル民族(12:2)、そしてそれぞれの贖いの契約(3:15、17:7)、の起源について私たちに教えている。

10、キリストの現れ:

 キリストは、私達の創造者(1章、コロサイ1:16)、始めである方(黙示1:8)、女の子孫(3:15、マタイ1:23)、救いの箱舟<Ark>(6−8章、ルカ2:30)、私達のイサク<独り子>(ヨハネ3:16)、私達のヨセフ

<愛された息子>(マタイ3:17)として現されている。キリストはまた、全巻を通して、ほかにいろいろな型をとって現されている。

 

 

(終わり)

関連聖書箇所:創世記

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