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聖書概論

列王記上

(2021-03-24)

 列王記Ⅰ:

1、表 題:

A、列王記第Ⅲ巻=70人訳聖書の書名。

B、王制の書巻

C、分裂の書巻

2、著者:

  伝承(タルムード)によるとエレミヤとされ、多分ナタンとガドの記録を参考にした模様。

                               (歴代誌Ⅰ 29:29)。

3、年代:

A、ダビデの死からヨシャパテの死までの約120年間にわたっている。

B、多分B,C,600年から580年の間に書かれた。

4、鍵 語:

A、King(“s,s) 王(の、達)……………………310

B、House 家………………………………………173

C、Peophet(s) 預言者(達)……………………50

 鍵 句

A、”the Word of the Lord"  主のことば…………………………33

B、”as his father Davd" 彼の父ダビデにように……………………9

C、”the sirns(or way)of Jerodoam” ヤロブアムの罪 (道)…………8

5、鍵 節:

 22:10、19、

6、目 的:

A、統一王国の設立と栄華の歴史を与えるため。

B、2つの家系、2つの王国、2つの王朝に分裂し、彼らが衰退して行く歴史を提供するため。

7、メッセージ:

A、神の王座は、地上のすべての王位にまさるものである。

B、王達は天の王座との関連に応じて、また彼らが預言者の務めを通して主の言葉にいかに応えたかで成功

  もし失敗もした。

8、アウトライン:

1、王座の統一 ………………………………1−11章  一つの国家、一人の王、

  (1) 王国の設立…………1−2章

  (2) 王国の栄華…………3−11章

Ⅱ、王国の分裂…………………………………12−22章   2つの国家、二人の王。

   (1)王国の分裂…………………12章

   (2)王国の衰微…………………13ー22章

9、まとめ:

 列王記Ⅰは、ソロモンの栄華の支配、彼の死後における王国の分裂、そして北王国(イスラエル)におけるアハブ王の支配まで及び、南王国(ユダ)におけるヨシャパテ王の支配までの分裂王国の歴史を記している。

 イスラエルとユダの王全員は、”二人の基準の人、つまり敬虔なダビデ王と不敬虔なヤロブアム王のどちらかの下に並んでいる。

10、キリストの現れ:

 キリストは平和と栄光の王、神の知恵(コリント11:30)神の宮の建設者(エペソ2:20−22)ソロモンよりまさる者”(マタイ12:42)。肉体となった言(ヨハネ1:14)である神の預言者として表されている。彼の王座は全ての王座にまさり、彼こそ王の王、そしてて主の主である。(黙示19:16)

 

関連聖書箇所:列王紀上

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