HOME

聖書概論

ナホム書

(2021-02-10)

 

 ナホム書

1、表 題:

A、(ナホム)=慰め主、悔悟者。

B、復讐の書巻

 

2、著 者:

 ユダの家とニネベの町に務めをなした、慰めと復讐の預言者ナホムによって書かれた。

3、年 代:

A、ナホムの務めは、ユダのマナセ、アモン、とヨシヤの治世の約30年間(BC,650年−620年)にわたって

  いる。

B、BC,650年から620年の間に書かれた。

 

4、鍵語:

A、Against に対して、立ち向かう。………………… 5

B、Wicked(ness) よこしまな者(悪)、いじめられる…4

C、FIee(th) 逃げる、飛び(去る)  ……………… 4

D、Away(消え、連れ、飛び)去る  ……………… 4

E、Vengeanece, Revegeth 復讐   ………………… 3

F、Affli ct  苦しめ(ない、た)……………………  3

5、鍵 節

   1章2、3節

6、目 的:

A、ニネベの上に神の復讐の審判を宣告するため。

B、敵の破壊を宣告することで、、ユダを慰めるため。

7、メッセージ:

A、神はご自分に逆らう者に敵対される。

B、神の復讐は、神の憐れみを拒む者の上にのぞむ。

C、かたくなな背信の国民に対する神の唯一の手段は、滅ぼすことである。

8、アウトライン

1、裁きは宣告された……神は復讐される ……… 1章

Ⅱ、裁きは描写された……いかに神は復讐されるか…2章

Ⅲ、裁きは当然である……なぜ神は復讐されるか……3章

9、まとめ:

 アッシリヤの首都ニネベには、ヨナとナホムの二人の預言者による宣教があった。ヨナはあわれみの預言者で、町の悔い改めを呼びかけた。そのときニネベは悔い改めて、町はヨナが預言した破壊から助けられた。

その悔い改めから150年後には、町は以前よりひどく偶像礼拝に落ち込んでしまった。それ故にナホムは、まもなくやって来る町の破壊は、、神の復讐だと宣告するためにニネベに送られたのであった。神のあわれみを示された後のニネベはアッシリヤ捕囚に際して、イスラエルに全くあわれみを示さなかったので、神はあわれみなしに彼らを裁き報復された(ヤコブ2:13)。ナホムはニネベに対する神の復讐の宣告は、ユダにとって慰めとなった。

10、キリストの現れ:

 キリストは、ご自身の民を慰め(ヨハネ14:16)、神を知らない人々や、私たちの主イエス・キリスト

の福音に従わない人々に報復される(テサロニケⅡ1:8)ところの慰めと復讐の預言者として表わされている。     (終り)

関連聖書箇所:ナホム書

← 1つ前の記事 | 1つ後の記事 →