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聖書概論

ハガイ書

(2021-02-03)

 ハガイ書

1、表 題:

A、Hagai  ハガイ=お祝いの、わたしの祭り

B、神殿の再建の書巻。

 

2、著 者:

 回復されたユダの家、特に、ゼルバベルとヨシュアに対して務めをなした、神殿の預言者ハガイによって書かれた。

3、年 代:

A、ハガイの務めは、バビロンから最初の残りの者がもどって来てから、その16年後に始まり、約15年間

 (BC520−505年)にわたっている。

B、BC520年に書かれた。

 

4、鍵 語:

A、日     …………   11、

B、(主の)宮、家 ………… 8、

C、よく考えよ   ………… 5、

 

鍵 句:

A、主はこう仰せられる。主のお告げ……19、

B、万軍の主             14、

 

5、鍵 節  

 1章8節=山に登り、木を運んで来て、宮を建てよ。そうすれば、わたしはそれを喜び、わたしの栄光を

 現そう。

6、目 的:

A、指導者たち(総督ゼルバベルと大祭司ヨシュア)及び神殿を再建するためにゼルバベルのもとに帰って

来た。最初の残りの者を勇気づけるため。

B、メシヤを指し示すため。

 

7、メッセージ:

A、神と主の家は、贖われた人々の生活と奉仕の中で、第一とされなければねばならない。

B、神は、神を第一とする人々を祝福される。(マタイ6章33)。

 

8、アウトライン:

Ⅰ、非難のことば       1章1−15、ゼルバベルとヨシュア、そして民に対して。

Ⅱ、激励のことば       2章1−9、 ゼルバベルとヨシュアに対して

Ⅲ、矯正のことば       2章10−19、祭司達に対して

Ⅳ、約束のことば       2章20−23、ゼルバベルに対して

 

9、まとめ:

 ハガイは、バビロン捕囚後、ユダで宣教した、三人の預言者の中で最初の人である。神殿再建の仕事は、反対のために数年間中止されたままであった。人々の心は冷たくなり、その仕事を再び始めようともしなかった。このような中でハガイとゼカリヤは、彼らにそうするように勧めた。ハガイの預言の大部分は、総督ゼルバベル(政治的指導者)と大祭司ヨシュア(宗教的指導者)への個人的なものである。残りの部分には、祭司達や民にへの非難や励ましが含まれている。

 物質的な神殿に関係する預言の中に、霊的な宮ー教会ーに関する預言が織り込まれている。

10、キリストの現れ:

 キリストは、私達の預言者(ハガイ)、祭司(ヨシュア)、王(ゼルバベル)の三つの職務を一つの人格の中に持っている方として表されている。彼は主の家ー教会ーの建設者である。

                (マタイ16章18)(ヘブル3章5節)

ハガイ書 終わり。 

 

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