(2021-01-26)
ゼカリヤ書
Ⅰ、性格
A、妬むほどに激しく愛した。
B、1章14節 万軍の主はこう仰せられる。『わたしは、エルサレムとシオンをねたむほど激しく
愛した。
C、大 要
1、預言的動機と歴史的背景はハガイ書と同一。
2、著者ゼカリヤ(神はおぼえたもう) 祖父イド 祭司 レビ人=エズラ5:1、ネヘミヤ12:4節
ダリヨス2年8月 ハガイより2ヶ月後に預言
Ⅱ、分 割
A、黙示的預言 1章−8章
1、民族の背神に対する寛大な神の悔い改めの勧告、 1章1ー6節
2、預言者の時代から終末までの選民を中心とした歴史の異象的預言 1章7−6章 6章8節
a、4人の御使とミレトスの木の異像 1章7−17節、
b、四つの角の異象 1章18−21
c、測り縄の 2章
d、祭司長の 3章
e、灯台の 4章
f、巻物の 5章1ー4節、
h、エパ升の 5章11節
g、4台の戦車の異象 6章1−8節
3、メシヤ戴冠の象徴的預言 6章9−15節
4、エルサレム滅亡に関して記念の絶食、当比の筆記応答 7章 8章
B、末期的預言 9章ー14章
1、ハデラクの地に関わる主の言葉の重荷の重荷 (イスラエルを巡る異邦諸国に対する神の審判) 9章ー11章、
2、イスラエルに関わる神の言葉の重荷 (後の日、ユダとエルサレムの栄光) 12章−14章
Ⅲ、使 命
1、キリストが赦罪とあがないの主たることを預言、 3章8、9節 13章1節
2、王なる、祭司なる主、 6章13節、(イザヤ9章6、7節)
3、神殿復興の完成者、 6章12節、
4、キリストのエルサレム入城の予言、9章9節(マタイ21章15節 ヨハネ12章15節)の成就
5、銀、30枚になる予言 11章12節
6、ユダの悔悟とその銀が地代となる予言 11章13節 (マタイ27章3−7節)
7、十字架の主とその御手 12章10、13章6節
8、打たれた羊飼い 13章7節
マタイ26章31節(26章56節)
マルコ14章27節(14章27節)
以上によりてキリストに関する預言が多い。
(終わり)