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このWEBサイトは生駒聖書学院創立者であるレオナード・クート師の当時の資料を保存、共有しています。聖書の学びの助けになれば幸いです。

聖書概論

雅歌

(2021-03-03)

雅 歌:

1、表 題 

A、Song of Somon (雅歌) CanucIes……ラテン語書名。

B、歌の歌……(1:1、列王Ⅰ4:32

C、愛の書巻。

2、著 者:

 ソロモンよって書かれた。(1−1)。

3、年 代:

A、約 B,C,970年に書かれた。

4、鍵 語:

A、愛する方、愛する人……………………………………………………33

B、愛、愛する、我が愛する者、私の愛する方、私の愛してる人……33 

C、なんと美しいことよ (最も) 、美しい、麗しい ………………………14

鍵句:

A、”エルサレムの娘たち”……………………………………………………7

5、鍵 節:

愛の三つの段階

A、2:16 ”私の愛する方は私のもの。”私はあの方のもの”

B、6:3  ”私は、私を愛する方のもの。私の愛する方は私のもの”

C、7:10 ”私は、私を愛する方のもの。あの方は私を恋い慕う”

 

6、目 的:

A、文字通り:結婚とその愛をたたえるため

B、神秘的:エホバのイスラエルに対する愛を表すため(ホセア2:19−20。古い時代からユダヤ人学

 者等に認知されてきた)。

C、預言的:キリストの愛と教会を表すため(コリントⅡ、11:2、エペソ5:22−33、黙示19:7−9)

D、霊的:キリストとの信者を表すため。

7、メッセージ:

A、私達とキリストとの関係は、成長する愛の関係であるべきである。

B、真実の愛は力強くて抑えることができない(8:7)。

8、アウトライン:

Ⅰ、第1の歌…………最初の歌 ………………………………1:1−2:7

Ⅱ、第2の歌…………よろめく愛 ……………………………2:8ー3:5

Ⅲ、第3の歌…………成長する愛………………………………3:6ー5:1

Ⅳ、第4の歌…………作り替える愛……………………………5:2−8:5

Ⅴ、第5の歌…………成熟した愛…………………………………8:5−14

9、まとめ:

 ソロモンは1000以上の歌を作り(列王下14:32)、そしてその全ての歌のうちで、この雅歌が最も優れている。雅歌は、実際には、五つの歌からなっており、花婿と花嫁との愛の関係が、段階的に発展していくのを表している。それはまた、花嫁が愛されている方と真実に一諸になるためには、乗り超えなければならない多くの障害をも述べている。この雅歌の中で語っている2人の中心人物は、花嫁を”我が愛する者”と呼ぶ花婿と花婿を”私の愛する方”として言及する花嫁である。この歌には全体を通して、エルサレムの娘達のコーラスが聞こえ、また3章において参列者のグループの声が聞かれる。

10、キリストの現れ:

 キリストは、平和の王(ソロモン)そして教会を愛する愛の花婿、”美しく、汚れのないもの”(シュラム人は”穏やかな””完全な”を意味をもつ)として表されている。”この奥義は偉大です。私は、キリストと教会をさして言っているのです”(エペソ5:32)。

 

(雅歌 終わり)

 

関連聖書箇所:雅歌

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