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聖書概論

エゼキエル書

(2021-02-24)

エゼキエル書

1、表 題  

A、(エゼキエル)=神は強くしてくださる。神は力。

B、人の子の書巻。

C、幻の書巻。

2、著 者:

 イスラエルの家に関しても預言をしたがユダの家に対して務めをなしていた、幻の預言者ー 祭司であったエゼキエル、によって書かれた。

3、年 代:

A、エゼキエルの務めは、セデキヤの治世の晩年から始まり、バビロン捕囚までの約30年間

(B,C,593−563年)にわたっている。

B、B,C,593年から563年の間に書かれた。

4、鍵 語:

A、血、虐殺、虐殺の地、流血…………………………………………56

B、荒らされる、荒れ果てる、滅ぼす、荒廃、………………………47

C、聖所、…………………………………………………………………34

D、霊 ……………………………………………………………………26

E、幻、姿 ………………………………………………………………18

 

鍵句:

A、(神である)"主はこう仰せられる。………………………………209

B、人の子………………………………………………………………… 93

C、彼らは私が主であることを知ろう。……………………………… 63

D、主のことばがあった。……………………………………………… 50

E、主(イスラエルの神) の栄光………………………………………… 16

5、鍵 節:

  10:4、 10:18、 36:24−28、 43:2

6、目 的:

A、主の栄光が去ったならば、神殿も町も破壊されることを、不信仰なユダの家に宣告するため。

B、異邦人の国々に避けられない裁きが来ることを示すため。

C、主の栄光が新しい神殿にもどって来ることを示すため。

7、メッセージ:

A、国民が主の栄光から離れるとき、主の栄光もそこから離れていく。

B、全ての国々は、神に対する責任があり、主によって裁かれる。

C、神は正義をもって裁き、あわれみをもって回復をしてくださる。

8、アウトライン:

Ⅰ、ユダとエルサレムの裁き(捕囚前)…………………………1−24章

  (栄光は古い神殿からさった。)

Ⅱ、異邦の国々の裁き(捕囚中)…………………………25−32章、35章

Ⅲ、メシヤの下で回復(捕囚後)……………………………33−48章

   (栄光は新しい神殿にもどる。)

9、まとめ:

 祭司としてエゼキエルは、神殿の幻について、栄光がさっていく幻で預言を開始し、栄光がもどってくる幻でとじている。エゼキエルは、エジプトでのイスラエルの偶像礼拝と主の御名のために彼らを滅ぼそうという神の意図を述べた唯一の預言者でもある(20:1−9)。彼はツロの王を関連させてルシフアーが堕落する以前の地位を描いた唯一の預言者でもある(28:11ー19)。終わりの部分にはメシヤの時と新しい契約の下で回復についての預言がある。 

(注)エゼキエルの幻と黙示録とには、多くの一致点がある。

 10、キリストの現れ:

 キリストは、人の子とし、反逆のユダの家に送られ(2:1、ヨハネ1:11)、天が開かれて30才の時に(2:1、ルカ3:21−23)忠実なる残された人々に務めを開始した者として表されている。彼は、エルサレムの物質的な神殿から栄光が去って行き、それが破壊されること(マタイ24:1−2)を預言し、教会という新しい宮に栄光がもどってくると語った(エペソ2:20−22)。

 

 (エゼキエル書 終わり)

 

関連聖書箇所:エゼキエル書

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