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聖書概論

アモス書

(2021-02-17)

アモス書

1、表 題:

A、Amosu(アモス)=重荷を負う者、荷を負う。

B、裁きの書簡。

C、刑罰の書簡。

2、著 者:

 イスラエルの家に対して務めをなした、刑罰の預言者アモスによって書かれた。

3、年 代:

A、アモスの務めは、イスラエルのヤロブアム2世の治世の約10年間(B,C, 765年−755年)にわたって

 いる。

B、B,C,765年から755年の間に書かれた。

4、鍵 語:

A、イスラエル…………………………………………… 30

B、捕らえられて行く、連れて行かれる、捉え移す、引き渡す、捕らえ移す、引き渡し、捕らわれ人、

  捕人、とりこ、捕囚、………………………………………13

C、そむけ、そむきの罪、…………………………………………12

D、報いる。刑罰、…………………………………………………9

 鍵句:

A、わたしは、その刑罰を取り消さない、…………………………8、

B、それでも、あなたがたは、わたしのもとに帰って来なかった。…5

5、鍵 節:

  4:11−12

6、目 的:

A、異邦人の国々に、彼らのそむきの罪に対する刑罰を宣告するため。

B、選民のイスラエルに、彼らのそむきの罪に対する刑罰を宣告するため。

C、メシヤの時代における回復の約束を宣言するため。

7、メッセージ:

A、神はすべての国々の主権者であり、他の国々や種族に対する取り扱いについて、その国々に責任を負わ

  れられる。

B、国家の罪はその国家に罪をもたらす。

8、アウトライン:

1、異邦人の国々とイスラエルとに負わせる八つの罪………1章−2章

     (通告、宣告、罪)

Ⅱ、イスラエルに対する3つの説教……………3−6章

  (当然受けるべき裁きーー裁きの宣告)

Ⅲ、イスラエルに対する5つの幻………………7ーー9章

  (裁きの抑制ーー裁きの決定ーー裁きの執行)

9、まとめ:

 アモスは牧者で、預言者の学校を出たわけではなく、祭司や王家の血統でもなかった。それにもかかわらず彼は、律法の義を維持し、罪深い国々の上に審判を宣告する神聖なる正義の預言者として選ばれたのであった。彼の務めは、特に国家間の関係を処理し、彼らの残酷な罪の仕業を公然と非難することであった。アモスもダビデの幕屋の回復とメシヤの時代に異邦人が祝福の中に入ってくる(使徒15:15−18)という、顕著な預言を与えている。

10、キリストの現れ:

 キリストは私たちの罪を背負われるだけではなく(イザヤ53:12)、主のことば(ヨハネ1:1、2)をにない、重荷を負う者として表されている。彼は全ての国々の最後の審判者であり、刑罰する方(テサロニケⅡ1:7−9)そして霊的なダビデの幕屋である教会に建設者である。(マタイ16:18、19)。

 

(アモス書 終わり)

 

 

関連聖書箇所:アモス書

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