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聖書概論

ヨナ書

(2021-02-13)

ヨナ書

1、表 題:

A、(ヨナ)=鳩。

B、異邦人へのあわれみの書巻

2、著 者:

 イスラエルの家と、アッシリヤに対して務めをなした、異邦人へのあわれみの預言者、ヨナによって書かれた。

3、年 代:

A、ヨナの務めは、イスラエルののヨアシとヤロブアム2世の治世の約15年間(B,C,785年−770年)にわ

 たっている。

B、B,C 780年から770年の間に書かれた。

 

4、鍵 語:

A、怒る(り)…………………6

B、備え(られた)…………………10

C、下った、降りて行った。…………4

 鍵句:

A、主の御顔 ………………3

 

5、鍵 節:

    3章2、10節、 

6、目 的:

A、イスラエルと同様に、異邦人に対する神の愛とあわれみとを証明するため。

     (ローマ3:29、10:12)

B、不従順なしもべ達を取り扱われる主の手段を示すため。

C、メシヤの務めの型を示すため。

 

7、メッセージ:

A、神はかたよったことをなさらず、どの国の人であっても神を恐れかしこみ正義を行う人なら、神に受け

 入れられるのです。(使徒10:34−35)。

B、神のしもべらは、神のあわれもうとする者をあわれまれることを知らなければならない。

C、不従順によって、神のしもべは自分の上に神の懲らしめをもたらす。

 

8、アウトライン:

Ⅰ、ヨナと嵐……不従順な預言者…………1章

Ⅱ、ヨナと魚……祈る預言者………………2章

Ⅲ、ヨナと町……説教する預言者…………3章

Ⅳ、ヨナと主……懲らしめられる預言者………4章  

 

9、まとめ:

 ヨナ書において私たちは、気が進まなかった預言者ヨナの宣教で悔い改め、神に立ち返る異邦人の大都市ニネベを見る。1章ではヨナが、主の御顔を逃れてヨッパに下り、船の中に降り、ついに神が備えられた魚の腹の中にまで下るのがわかる。次に3章では彼は神に祈り、魚から解放される。3章でヨナは、ついに神のメッセージをニネベに届け、町全体が悔い改めるが、4章でニネベを破壊してヨナの預言を成就しようとされない時、怒ってしまい、再び神によって懲らしめられる。

 

 

10、キリストの現れ:

 キリストは、ヨナの体験を用いて彼自身の死、埋葬、そして復活、また悔い改める異邦人に対する異邦人に対する神のあわれみ(マタイ12:39−41)のしるしとし、ヨナよりまさった者として表されている。

 

 

(ヨナ書)終り

 

 

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関連聖書箇所:ヨナ書

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