全知全能の神

主題 全知全能の神                            
   全知全能の神は、私たちのすべてを知っておられる。

聖句=『あなたがたは知らないのか、聞いていないのか。主は永遠の神、地の果てまで創造された方、
    疲れることなく、たゆむことなく、その英知は測り知れない。』 (イザヤ40章28節)

聖書箇所=詩篇139・1ー16節
*全知全能の神が私たちと共におられることを知り、信頼しましょう。

一、(詩篇139・1−6、)

 神はどのようなお方でしょうか?。1ー4節を読みましょう。『知っておられ』ということばが四回も出てきます。神はすべてを知っておられるのです。このことを『全知』といいます。時に私たちは 『誰も自分の事をわかってくれない』と思うことがあります。けれども、神は違います。神は私たちの一つ一つの行
動も、また心の中までも、すべてを知っておられるのです。
 5−6節を読みましょう。神が取り囲んでいるとは、私たちが神に愛され、主の御手で守られていることを表しています。全世界を造られた偉大な神が、私たちのような小さな一人一人に目を留めていてくださるのです。これほどの安心、安全はありません。

二、遍在(7−12、)

 神はどこにおられるのでしょうか。7ー10節を読んでみましょう。神はどこにでもおられることがわかります。このことを『遍在』といいます。神は時間にも場所にも制限されることがありません。もしそうでなければ、神はいつも留守にしていることになります。『今はあの人の用事をしているから、あなたのことはまた今度』などということは決してありません。世界中の人が神に祈り、その祈りすべてに耳を傾けてくださるのです。

三、全能(13−16、)

 もう一つ、神のご性質を見てみましょう。この詩篇の作者は、人間をお造りになった神の不思議なわざに驚き、ほめたたえています。人の身体はどんな精密機械より精巧に、複雑に造られています。現代の科学がどんなに発達しようとも、人が人を造り出すことはできません。人はみな母親からから生まれますが、新しい命を創造し、人として形づくることができるのは、何でもおできる全能の神だけです。
 神は、このようにして形づくった一人一人をとても愛してくださいました。私たちは罪のために、神と共に生きることができなくなってしまいましたが、神は壮大な計画を立てて、私たちを救おうとなさいました。
ピリピ2・6ー8を開いて見ましょう。全能の神がご自身の力を制限して、小さく弱い赤ちゃんとして生まれてくださいました。これがクリスマスです。そして私たち罪人の身代わりとなって、十字架で死んでくださったのです。このイエスが復活し、天に昇る前、『身よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます』マタイ28・20、全知全能の神がいつも私たち一人一人と共にいてくださるのです。この幸いを体験したいですね。
 私たちは、時にさまざまな問題や試練に押し潰されそうになります。しかし、そのようなときには思い出して下さい。私たちが信じている神は、私たちが抱えている悩みも問題もすべて知っておられ、いつも共にいてくださり、何でもできるお方であるということを。そしてこの方にしっかり信頼して祈りましょう。このように神に信頼することを、神は待っておられるのです。
(祈りましょう)

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