どのようにして若い人は自分の道をきよく保てるでしょうか。あなたのことばに従ってそれを守ることです。(詩篇119篇9節)
一、偶像を破壊するヨシヤ王(?歴代34章1ー13節)
ヨシヤ王は8歳で王となり、エルサレムで31年間、国を治めました。16歳の時、彼は先祖ダビデ王のが歩んだように主を礼拝し、主の御旨を行うことを決意しました。そして20歳の時、国内にある偶像を一掃し始めたのです。ヨシヤ王の偶像破壊は徹底したものでした。像は粉々にして偶像信者の墓の上に撒き散らされ、偶像に使えた祭司たちの骨は、彼らの祭壇の上で焼かれました。この偶像破壊はユダだけではなく北方の町々まで及んだのです。
二、見出された書物(14ー28節)
26歳の時、ヨシヤ王はエルサレムの神殿の本格的な修復工事にとりかかりました。
工事の期間中に、祭司ヒルキヤが『主の律法の書』を発見しました。それはモーセを通して書かれた五書の巻物であったろうと言われています。このことが王に報告され、巻物が朗読された時、ヨシヤ王は『自分の衣を裂いた』(19節)と書いてあります。そこには神の従わなかった時にどんな罰が下るか書いてあったので、今までユダの国が犯してきた偶像礼拝の罪の重大さに気づいて悔い改めたのです。
ヨシヤ王は女預言者フルダのもとに使いをやり、どうしたら罰を逃れられるかを聞きに行かせました。フルダは『偶像礼拝の罰として、確かに律法の書に預言されている災がこの国に起こります。でもヨシヤ王が悔い改めて主に願ったので、ヨシヤ王の生きている間は災いは起こりません』と答えました。
三、みことばに従う決心をする民(29ー33節)
ヨシヤ王はそれを聞くと、律法の書とこの警告を民全体に自ら読み聞かせたのです
(30節)。そして律法の書に記されている神のことばに従うことを自ら誓い、民にも誓わせたのでした(31、32節)。それからヨシヤ王は、祭司たちと協力してイスラエル全地にある偶像やまじない、占を取り除き去りました (33節 ?列王 23章24節)。
こうして、ヨシヤ王が生きている間は『主の律法の書』の契約を守り、実行したのです。
聖書は私たちに罪を指摘してくれます。ヨシヤ王は偶像礼拝の罪に気づいた時、心から神に謝り、すべての偶像を捨て去りました。あなたは聖書の教えに従っていますか。神が聖書を通して語られることに従う心を持ちましょう。