きわめて謹厳な聖人君子でも、一世の師表と仰がれる偉人でも、この真理によらなければ自由は得られないが、反対にあらゆる罪を犯した悪党の標本のような、悪と罪と汚れに満ち満ちた者であっても、この真理によるならば罪の奴隷の縄目より自由を得られるのである。
しからば諸君よ!今、信じようではないか。過去における罪の記録をそのままに、キリストの十字架に託して信じようではないか。
ただこれを信じる「信仰」は過去における失敗も罪も咎も許したもう約束を成就させ、新生した心と霊魂と、許されて神の子とされる経験を与え、希望に満ちた生涯、光明に輝く生活、歓喜にあふれた毎日を送らせるのである。 ~クート師説教集 真理に生くるものより~