雅 歌:
1、表 題
A、Song of Somon (雅歌) CanucIes……ラテン語書名。
B、歌の歌……(1:1、列王Ⅰ4:32
C、愛の書巻。
2、著 者:
ソロモンよって書かれた。(1−1)。
3、年 代:
A、約 B,C,970年に書かれた。
4、鍵 語:
A、愛する方、愛する人……………………………………………………33
B、愛、愛する、我が愛する者、私の愛する方、私の愛してる人……33
C、なんと美しいことよ (最も) 、美しい、麗しい ………………………14
鍵句:
A、”エルサレムの娘たち”……………………………………………………7
5、鍵 節:
愛の三つの段階
A、2:16 ”私の愛する方は私のもの。”私はあの方のもの”
B、6:3 ”私は、私を愛する方のもの。私の愛する方は私のもの”
C、7:10 ”私は、私を愛する方のもの。あの方は私を恋い慕う”
6、目 的:
A、文字通り:結婚とその愛をたたえるため
B、神秘的:エホバのイスラエルに対する愛を表すため(ホセア2:19−20。古い時代からユダヤ人学
者等に認知されてきた)。
C、預言的:キリストの愛と教会を表すため(コリントⅡ、11:2、エペソ5:22−33、黙示19:7−9)
D、霊的:キリストとの信者を表すため。
7、メッセージ:
A、私達とキリストとの関係は、成長する愛の関係であるべきである。
B、真実の愛は力強くて抑えることができない(8:7)。
8、アウトライン:
Ⅰ、第1の歌…………最初の歌 ………………………………1:1−2:7
Ⅱ、第2の歌…………よろめく愛 ……………………………2:8ー3:5
Ⅲ、第3の歌…………成長する愛………………………………3:6ー5:1
Ⅳ、第4の歌…………作り替える愛……………………………5:2−8:5
Ⅴ、第5の歌…………成熟した愛…………………………………8:5−14
9、まとめ:
ソロモンは1000以上の歌を作り(列王下14:32)、そしてその全ての歌のうちで、この雅歌が最も優れている。雅歌は、実際には、五つの歌からなっており、花婿と花嫁との愛の関係が、段階的に発展していくのを表している。それはまた、花嫁が愛されている方と真実に一諸になるためには、乗り超えなければならない多くの障害をも述べている。この雅歌の中で語っている2人の中心人物は、花嫁を”我が愛する者”と呼ぶ花婿と花婿を”私の愛する方”として言及する花嫁である。この歌には全体を通して、エルサレムの娘達のコーラスが聞こえ、また3章において参列者のグループの声が聞かれる。
10、キリストの現れ:
キリストは、平和の王(ソロモン)そして教会を愛する愛の花婿、”美しく、汚れのないもの”(シュラム人は”穏やかな””完全な”を意味をもつ)として表されている。”この奥義は偉大です。私は、キリストと教会をさして言っているのです”(エペソ5:32)。
雅 歌
1 性格
A、鍵語 愛
B、鍵句 8:6、
愛は死のように強く、ねたみはよみのように激しいからです。その炎は火の炎、すざまじい炎です。
大水もその愛を消すことができません。洪水も押し流すことができません。
C、大 要
1、雅歌の原語ヘブル語 ”シール・バッシーリームと言い歌の歌(歌の中で最もすぐれた歌)という意味
である。歌の歌、空の空、僕の僕、等同語をダブらせているのは最高の表現。
2、画家の主題はソロモンとシュラムの乙女の情熱的な愛を土台としている。ラビ、アキべ(パリサイ人
の律法学者)が絶対的信仰によって言った言葉『全世界でさえイスラエル又は信者に与えられた雅歌に
は及ばない。何故なら聖書の各書が神聖であるが雅歌はその中でも最も神聖である』と言っている。
3、雅歌は全世界のあらゆる文学書にまさる華麗優美な最上の文学書である。それは全く一般の如く人間的
技法によらない全く神の霊感によるものである。
4、ソロモンとシュラムの乙女とその愛人の青年僕羊者の3角関係を題材にしたのだと言われている。
単に男女の愛情物語に止まらない。それは、花婿キリストと花嫁御教会との関係を歌ったものである。
愛について
容姿=日本語には一つしかないが、ヘブル語にはいくつもの意味がある。
A、感覚的な情、 情欲、肉の愛 創世25:28 サムエルⅡ13:4
エレミヤ2:33ー愛を求めるが故に自分を良くしょうとする。
B、家族的な愛
母と子 創世記22:2
兄弟 出エジプト21:5
友 サムエル前18:16
後 Ⅰ:16
C、至高の愛、霊的愛=この上なき高い神聖な愛
Ⅰ、神の愛 申命記4:34、7:7
列王上10:9、
ホセア 3:Ⅰ、9:15、11:4、
エレミヤ2:2
イザヤ 43:4
48:14、
詩47:4、
エホバに対するイスラエルの愛、
神に対する信者の愛、 出エジプト20:6、申6:5、
ネヘミヤⅠ:5、列王上3:3、
Ⅱ 他書との関係
エペソ書
Ⅲ、分割
1、愛人の会見 Ⅰ:2〜2:7
2、シュラムの乙女の独り言 2:8〜3:5、
a、ソロモンと最初の会見を回想して 2:8〜3:5
b、愛 3:Ⅰ〜5、
3、宮廷の婚姻 3:6〜5:1、
4、愛が失われて再び見出される。5:2〜6:9、
5、愛すべき極上な妃 6:10〜8:4、
6、新郎新婦共にシュラムの家に帰る。8:5〜18、
Ⅳ、使 命
1、本書は単に男女間の愛情の美しさを歌ったものでないとするならば何かそれはキリストに対する教会、
花婿に対する花嫁、即ちキリストに対して捧げるべき愛と真心の何であるかを教えることを主眼として
さらに我らの中に換気している。
2、愛とは、愛は一つになる事である。愛は建設的なものである。
3、言語学的には
ギリシャ語=4種
a エロース=感覚的
b ストルゲ=家族愛
c フィリアー=社会的な愛
d アガベー=宗教的な愛、神と人との聖愛
愛
1、神の人への愛
神のイスラエルの愛 イエスより
2、人の神への愛=信仰
3、人の人への愛
パウロ 隣人への愛