LW・クート先生についてかねてから心の内に思っていたことを言葉にすることが出来ることは 私にとって大変幸であり又、心に平安をもたらすものです。或る計画が立てられたり、神の僕である人々が何事かを完成したり又、成しとげつゝあるのを見たり言ったりする時に私達が心に留めておかなければならない事は、何事も神の恵みと助により完 成されると云うことです。
人のなしえた事をペンにする事は、実は神が、神の創造物によってなされた事であり、それ等の栄光も賞讃も全て偉大な主イエス・キリストのもとにゆきつくのです。そしてこのことはクート先生が望まれた事であると私は信じます。クート先生を知っている人は皆、彼の生涯は信仰の生活であり彼にふりからって来た不可能な事柄は、彼の神の信仰えの挑戦であったのだと言うだろうと思います。
日本ペンテコステに於る目的に対して困難となった様々なさけることの出来ない苦難の数々は先生の信仰への現実的な挑戦でした。先生の信仰は非常に深く強いので私達は見ならう事が出来ると同時にその理解者の一人となることが出来ます。私もかつてそうしました。
”信仰は勝利です。”
先生が強い信仰を持ち続けたように、貴方はどのようにして自分の信仰を得、それを持ち続けるでしょうか?
私にはどうしても忘れられない一つの事があります。或る朝早くの事です。私達が先生の室にある事を話しに行きました所、彼はこう申されました。私は何時もこうして起きて聖書を読んでいました!と、LWクート先生は神の御文(聖書)の中に住み、そしてそこは彼の安息の場所でした或る人々は横になって新聞を読んだり一杯のお茶でものみながらですむのですが、クート先生はいつも主の御言葉の中に住むことで休息を見い出しました。彼は御言葉を魂と生活で知り、御言葉を与えるのが生涯の生き方でした。
”信仰は聞くことによるであり、聞くことはキリストの言葉から来るのである”ロマ書。
クート先生がその生涯どれだけ新しい聖書を望まれたかは知るよしもない。しかしたった六冊のそれも長く使われてページがとれているような古いものしか後には残っていませんでした。これが彼の室にあった聖書です。彼の事務所にはもう三冊ありました。先生は決して古くならない何ものかを発見していたのです。 それは彼が大変愛した本の中にある”力”なのです。
毎日の挑戦に対したちむから勇気を彼はどのようにして持ったのでしょう。 彼が知っている一つのこと、それは彼の主は決してたおれないと云う事でした。私達の指導者の事で私達の心の中に生き続けていることが他にもあります。それは彼の日々の告白です。 先生はいつもきっぱりとした自信にみちた外見を持っていました。 貴方の告白はどんなですか、そして主の前にどのような外見を持っていますか。
想い出す事があります。”告白は富をもたらす”と云うことです。
主がクート先生になさった事は、今日、神が如何地上に信仰を求めて居られるかの証明になりま す。神は常にこの地上に信仰の勇者を起して来ました。あなたの地には信仰がありますか? 貴方 の土地には? あなたの心には信仰があるでしょうか?主は今日の日本を新しく造り変えるような信仰の持主をさがし求めて居られます。主はクート先生の内に信仰を見い出され、偉大な事が主の名によってなされました。
しかし今は 召されてなくそのへだたりは誰が満たすのでしょうか。 今日の私達の不可能に対してあえて立上る のはいったい誰であろうか。そして全ての日本の人々に福音の力を与えるのは誰であろうか? これこそクート先生の胸中で 炎ともえ上っていた目標だったのです。私達も彼と同じ心を胸中に深く炎ともやし の愛した一人の男について読みました。
主イエスの再臨の時まで日本とペンテコステの働きの為に、そして日本の国に王の王、 主の主、イ エスキリストの賞讃が、祈りが満ちあふれるのを望んで行こうではありませんか!
生駒聖書学院々長