『見よ。わたしはすぐに来る』(黙示録22章7節)
Behold, I am coming soon!.( Revelstion 22 : 7 ) New International Version.
一、再臨の約束(使徒1章6−11節)
イエスが天にお帰りになる時、弟子たちがオリーブ山に集まってイエスを囲んでいました。これまでいろいろ なことを学んできた弟子たちは、イエスが復活なさった今こそ、ついにイスラエルの王国が再び興され、ローマの国が滅ぼされるのだろうと思いました。弟子た ちにはまだキリストの御計画の全体がわからなかったのです。
主イエスは、ご自分の代わりに、聖霊なるお方が信仰者たちを導かれると約束を与えら れると、人々の見ている前で昇天なさいました。驚きつつ天を見上げ、いつまでもその場を離れることのできない弟子たちでした。すぐにみことばに反応し、柔 軟に次ぎの行動をとることのできない弟子たちを促すように、二人の御使いが現れて次のように約束しました。(11節)これは私たちにも与えられた大切な約 束です。そして、この約束のゆえにどう生きるかが問題となります。
二、再臨のしるし(マタイ24章1−14節)
弟子たちは、以前世の終りについてイエスに尋ねたことがあります。その時、主は、その前兆について述べておられました。
それは、偽キリストの出現、戦争、飢饉と地震、キリスト者や教会への激しい迫害、信仰を失う人々および裏切りや憎しみの増加、偽預言者の出現、不法と愛の 喪失、そして、全世界に福音が十分に伝えられ、もはや福音を聞いたことがないという人がいなくなるということです。こうしたことが起こったなら警戒しなさ いとイエスは警告されました。
三、再臨に備えよ(マタイ24章29ー44節)
再臨の時には非常に恐ろしい現象が伴うと記されています。天体に異変が起こり『人の子のしるし』が現れて、栄光を帯びたキリストが天の雲に乗って来るのを見るとあります。そして、主に選ばれて救いの恵みを頂く人々が集められるというのです。
注意しなければならないことは、これらが全部起こった後で、天地が滅びるということです。それは、現代の科学者たちが言う『地球最後の日』というようなも のとも違います。そして、それは起こってしまうまでわからないと聖書は語ります。イエスは『人の子が来るのは、ちょうど、ノアの日のようだからです』と言 われました。人々は洪水の日に至るまで、ごく普通に食べた
り、飲んだり、結婚したりしていて『洪水が来てすべての物をさらってしまうまで彼らはわからなかった』のです(37ー39節)。
その時は神の最後のさばきの時であると聖書は教えています。だからこそ『目をさましていなさい』と言われます.また『用心していなさい』と警告しておられ ます。決して滅びることのない主イエスのみことばに信頼し、主を信じない人々と同じような生き方をしないように気をつけなければならないでしょう.この世 の人々の求めるものを同じように願い求め、同じような価値観に生きいつの間にか主の再臨を知らず、とり残されてしまうということがあってはなりません。