『見よ。わたしはすぐに来る。』
(黙示録22章7節)
Behold,I am coming quickiy!.
Revelation 22 : 7
* マタイ24章1ー14、29ー44節を交読しましょう。
一、再臨の約束 待望(使徒1章6ー11節)
イエスが天にお帰りになる時、弟子たちがオリーブ山に集まってイエスを囲んでいました。これまでいろいろなことを学んできた弟子たちは、イエスが復活なさった今こそ、ついにイスラエルの王国が再び興され、ローマの国が滅ぼされるのだろうと思いました。弟子たちにはまだキリストのご計画の全体が理解できていなかったのです。
主イエスは、ど自身の代わりに、聖霊なるお方が信仰者を導かれるとの約束を与えられると、人々が見ている前で昇天なさいました。驚きつつ天を見上げ、いつまでもその場から離れることのできない弟子たちでした。すぐにみことばに反応し、柔軟に次の行動を取ることのできない弟子たちを促すように、二人の御使いが現れて次のように約束しました『このイエスは …… 同じ有様で、またおいでになります』(11節)これは私たちにも与えられた大切な約束です。そして、この約束のゆえにどう生きるかが問題となります。
二、再臨のしるし(マタイ24章1ー14節)
弟子たちは、以前世の終わりについてイエスに尋ねたことがあります。その時、主イエスはその前兆について述べておられました。それは、偽キリストの出現、戦争、飢饉と地震、キリスト者や教会への激しい迫害、信仰を失う人々および裏切りや憎しみの増加、偽預言者の出現、不法と愛の喪失、そして、全世界に充分に伝えられ、もはや福音を聞いたことがないという人がいなくなるということです。こうしたことが起こったなら警戒しなさいとイエスは警告されました。13節に注目しましょう。
三、再臨に備えよ(マタイ24章29ー44節)
再臨の時には非常に恐ろしい現象が伴うとされています。天体に異変が起こり『人の子のしるし』が現れて、栄光を帯びたキリストが天の雲に乗って来るのを見るとあります。そして、主に選ばれて救いの恵みを頂く人々が集められるというのです。
注意しなければならないことは、これらが全部起こった後、天地が滅びるということです。現代の科学者たちが言う『地球最後の日』というようなものとも違います。そして、それは起こってしまうまでわからないと聖書は語ります。イエスは『人の子が来るのは、ちょうどノアの日のようだからです』(37節) と言われました。人々は洪水の日に至るまで、ごく普通に食べたり飲んだり、結婚したりしていて『洪水が来て全てのものをさらってしまうまで、彼らにはわからなかった』(39節) のです。
その時は神の最後の裁きの時であると聖書は教えています。だからこそ『目をさましていなさい』と言われます。また『用心していなさい』とも警告しておられます。決して滅びることのない主イエスのみことばに信頼し、主を信じていない人々と同じような行き方をしないように気をつけなければならないでしょう。この世の人々の求めるものと同じように願い求め、同じような価値観に生き、いつの間にか主の再臨を知らず、取り残されてしまうということがあってはなりません。
* 4月22日 再臨の約束 聖書箇所=使徒1章6ー11節、マタイ24章1−14節、29ー44節