バンクーバー便り(2013/10)

バンクーバー便り ’13.10月      Rev. K.Muramatsu  大変ご無沙汰いたしました。私ども元気に暮らしています。お祈りありがとうございます。昨日は収穫感謝日(10月13日)でした。カナダはアメリカ、日本より1っヶ月はやく祝されます。私どもの教会、礼拝後、フィンガースナックを持ち寄って交わりの時をもちました。カナダは幸いなことに教会暦の多くが国の祝祭日となっていますので、収穫感謝日はサンクスギビングという祝日となってロングウイークエンドとなり、今日の月曜日も休日となります。折も折、秋の紅葉が重なりとても美しい日となっています。カナダのほとんどの家族は寄り集まりサンクスギビングディナーでターキーの丸焼きを食します。   このサンクスギビングスデイ、教会はもちろんのこと、デパートや軒並みの店々でも、テレビでも“サンクス(感謝)”という言葉が溢れております。ともかく神への感謝は理屈抜きに良いことであります。 私どもも昨晩、家族が次女ルツの家に集まりサンクスギビングディナーをいたしました。長女ナオミの主人ジョーイはターキーを料理するのが得意ですので腕を振るって美味しいターキーの丸焼きを用意してくれました。サンクスギビングディナーには娘たちの家族や兄弟、子供も含めて25名ほどの賑やかなパーティーとなりました。持ち寄った料理もいろいろ、デザートも美味しく数々有り、次女の主人ロンがパーティーの主として歓迎の言葉と感謝の祈りで始めました。途中、参加者ひとりひとり、今、感謝していることをみんなに発表し、とても良い感謝日らしい時となりました。そのあと子供たちの楽器演奏あり、長女なおみのピアノ伴奏で賛美歌をみんなで歌いました。 バンクーバーの紅葉は例年より早く今真っ盛りです。とりわけ私の家のある18番街の紅葉は美しいので、多くの人々が写真を撮りに来ております。今日なんか、観光バスが来て多くの観光客が写真を撮りまくっていました。 一週間前私の家の愛猫の一匹が亡くなりました。急に腰が抜けて、よろよろ歩くようになりましたので、獣医のところに連れてゆきました。入院2日目でした、獣医から呼び出しがあり、左耳の奥に腫瘍が見つかり、治療の仕様がないので眠らせたほうが良いということで、娘のマキが抱っこしているままで静かに眠ってゆきました。特にこの猫を可愛がっていたマキは号泣しました。頭の良い、いい猫でしたのでとても悲しかったのです。治療費を千ドルも請求されました、分割払いにしてもらいましたが、親たちはその方がもっとショックでありました。ともかく悲しいことでしたが、ペットも然ることながら人間にも“死”があることを認識させられ、人生の良き薬となりました。 いま日本も秋真っ盛りでしょう、日本の秋は素晴らしいですね、赤い柿が鈴なりになっている山里を思い浮かべて、日本が無性に恋しくなります。来年の6月には、オルホード説教セミナー(6月17?20日)出席のため日本へゆかせていただく予定です。今よりその日本行きを楽しみにしています。その折、日本の皆さんにまたお会いできるのを楽しみにしています。      バンクーバー  村松勝三  2003年10月14日

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