バンクーバー便り(2006/8)

主のみ名を賛美いたします。

祈りに覚えられておりました、私どもの初洗礼式が8月6日にもたれました。

受洗者は、前にも紹介させていただきました大川雅世さんです。雅世さんは、バンクーバーの日本領事の娘さんです。この3月に教会に来て、求道を始め、素直 に洗礼を受けることを決心しました。私どもの初穂ですのでその喜びはひとしおです。親交している近くの二つのカナダ人教会の牧師ご夫妻も駆けつけてくださ り祝福してくださいました。

わざわざ私どもの教会の応援に駆けつけてくださったのです。なんとありがたいことかと感激しました。そういえば 先の週の礼拝で は、国際飢餓対策機構の国際会議でバンクーバーに来訪中の大阪のグレース宣教会の堀内顕先生がメッセージを、そして有江総主事が証をしてくださり私どもを 励ましてくださいました。開拓伝道開始直後は孤立無援の伝道を覚悟していたのですが、今、このようにこんなに多くの方々の祈り励ましのうちにあることが何 ともうれしいです。

ともかく、一人一人の魂を捉え、地道に、日夜伝道に励んで行こうと思っています。

8月9日—11日と開拓伝道者の為のリトリートに参加してきました。場所はボーエン島の修養施設で開かれました。バンクーバーからフェリーに乗ってわずか 20分のところにある離れ島です。開拓伝道に励む10人ほどの若い牧師たちが集まりました。日本人は私だけでした。施設となった邸宅は樹齢推定千年もある 巨木が茂る原始林の中にあり、親子三代の敬虔なクリスチャン家族が立てたまだ新しい邸宅風施設に滞在しました。

プログラムは開拓伝道の中で 起きる様々な出 来事を、それぞれの牧師が発表し、それをみんなで考え意見を発表する、と言った、ケーススタディーでしたのでとても自由な雰囲気で進められました。ゆった りと全てが進められたので、十分に休養のときももてました。広いリビングルームがあり、ソファーに座り、おじいさんの代から使われているアンティークで重 厚なすばらしい家具調度品が置かれていますのでそれを眺めるだけでも何かゆったりとしてしまいます。

リビングのガラス戸から遠くに火山の噴 火口からできた 湖が見え、庭先には鹿の親子が遊びに来ておりました。カナダは貧しい国だと言われますが、こうした豊かな大自然と、ゆったりした家のただずまいを見ている と、どうしてどうして、実に豊かな国だなーとつくづく思いました。翌朝、湖まで散歩に出かけましたが、深い森の中1時間も歩いてもたどり着きませんでし た。

それで帰途につきましたが、火口湖なのですり鉢のそこにある湖ですので、帰りは登り坂になり大変でした。しかし朝食は大変おいしかったです。こんなに近く にこんな素晴らしいところがあるとは知りませんでした、十分な休養と修養のときを持って帰ってきました。

皆様のお祈りを心から感謝しつつ、主にありて、

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