主のみ名を賛美いたします。
今こちらは新緑の実に爽やかな初夏の候を迎えています。
いつも私どものことを覚えお祈りくださることを心から感謝いたします。
先の土曜日、バンクーバーの山手にあるノースバンクーバーにあるカナダ人教会の牧師から依頼され、その教会のベイクフェアー(ファンドレイズのためのケー キ大会)の審査員となって行ってきました。審査員は何人もおり私もその一人になるのかと思って気楽に引き受けたのですが、行くと、審査員は私だけでした。
審査の前に参加者に私の紹介がされ私の日系人開拓伝道の報告をいたしました。こうして、このノースバンのカナダ人教会でも私どもの為に祈ってくださるようになったのであります。
200人の参加者がいる前で私が出品されたケーキの一つ一つを一口ずつ味わって評価してゆくのです。とても緊張し責任を感じました。そしてあらかじめ決め られていた20のカテゴリーの入賞作品を発表しました。たとえば、最も斬新なデザイン賞とか最も冒険に満ちたケーキ賞とか、最もスポーティーな(?)ケー キ賞とか様々なカテゴリーの賞を決めていったのであります。審査の結果が発表されると、万雷の拍手と歓声が起こりとても華やかでした。そして最後に Judge’sFavorite賞(審査員の最も好みのケーキ)が発表されたのであります。審査発表が終わると、出品ケーキの一つ一つが競売されました。 プロのような競売師が立って話術もたくみに、爆笑のうちに競売されてゆきました。収益は2千ドル以上になったとのこと、 私の役得でJudge’sFavorite賞のケーキの一片をいただき家に持ってきました。家内と娘がそれを食べ、口をそろえて“お父さんの審査は的確 よ、こんなおいしいケーキは初めて!”と言いました。私が“どれどれ、”といって食べようとすると、家内が、“お父さんはだめよ!!、太るから、”だっ て、実に忌々しいかぎりであります。
このノースバンクーバーにはイラン人が一杯います。
その教会の牧師さんに聞きました。イランにはイスラム法が施行されていて、もしクリスチャンになると死刑となってしまうのです。それで、クリスチャンとなったイラン人はカナダに亡命せざるを得ないと言うことです。
それで、ノースバンクーバーにはイラン人の集落ができているとのことです。
なんとイスラム法とはひどい法律でしょうか!クリスチャンとして祖国に住めないのです。私は、その牧師に“イラン人がどんどん増えることはクリスチャンも 増えることですからなまじかノースバンの教会としてよいことではないか”と言うと、“それもそうばかりではないのだ、亡命のためにクリスチャンになる者も いるからネ”ということでした。では今日はこの辺で、主にありて、村松勝三