主のみ名を賛美いたします。
もう5月となりました。
こちら、バンクーバーは。ドッグウッド(はなみずき)の花が、しとやかに咲きだし、初夏の候となってまいりました。
あの肉感的な白い花は、なんとも印象的です。
私がバンクーバーに来て4,5年経って、クイーンエリザベスパークの林の中に、ひそやかに咲いているのを発見して、“ハっ”とその美しさに打たれたことを 思い出します。バンクーバーに来た当初は、生活に追われて、花を見るゆとりがなかったのでしょう。ですから、ドッグウッドの花は私の苦難時代をほろ苦く思 い出させるのです。
イースターはいかがだったでしょうか。
私どもも開拓伝道を始めて2回目のイースターを祝いました。
このイースターに初の洗礼式をと願っていたのですが、期待していた青年が突然教会に来なくなってしまい、洗礼式は持てませんでした。私どもは本当に落胆し ましたが、一ヶ月して再びこの青年が教会に来るようになりました。そして、このイースターの礼拝には、この青年の母親が日本から来て、一緒に礼拝を守りま した。クリスチャンのお母さんは息子と礼拝を守るのは10年振りだと言ってとても感激しておりました。
もう一つの喜び、
受難週の十字架のメッセージを聞いて、深く感動した高校二年生の大川雅世さんは主イエスキリストを救い主と信ずる決心をしました。
そして翌週の4月23日には洗礼を受ける準備を始めました。雅世さんは日本領事の娘さんです。彼女のお母さんも受洗決心を快く容認して下さったとのことで す。今彼女はお母さんも教会へ連れてこようとしています。私どもは雅代さんが私どもの教会の初穂となることと喜んでいます。
バンクーバーでの開拓伝道、喜びと、悲しみが交差しますが、神様の憐れみと恵みによって守られ、一歩一歩進んでおります。
どうか続けてお祈りください。
2006年4月28日 バンクーバー村松勝三