バンクーバー便り(2013/4)

バンクーバー便り ’13 4月          Rev. K.Muramatsu. いつも私どもを覚えお祈りありがとうございます。 こちらバンクーバーも日が長くなってすっかり春となりました。例年より遅かった桜の開花も、今は散って新緑の葉桜となっています。雨の多いうっとしい冬が過ぎただけに、それはそれは喜ばしい花と新緑の季節となっています。 先日、寒い冬はハワイに住み、暖かくなるとバンクーバーに住む結構な身分の方が、面白いことを言いました、バンクーバーの水道の水質は世界一だとのことです。不純物の指数が16で、ハワイでは驚くことなかれ、十倍以上の260で浄水器が必要です。その上、氷河の雪解け水のゆえに、夏でも冷たく、とても美味しい。こんなおいしい水の中で暮らせるバンクーバーの人々は幸せだ。とのことでした。私も水を飲むたびに冷たく美味しいと感じてきました。しかも、水道料がいらないのです。各家庭に水道料金メーターがないのですから、わたしは日本の生活では水の節約にこころがけたものでしたが、こちらではお風呂にも、庭の水やりにも、無制限です。ついつい水を浪費してしまいます。これではいけないなーと思っています。 私の娘、ナオミが今、会社出張で日本に行っております。娘の留守のあいだ家内が孫娘のジェイミーをプレスクール(幼稚園)の送り迎えをしております。ジェイミーは元気なひょうきんな孫娘です。朝、起きると、二階の自分の部屋から、体をくねらせ、ダンスしながら階段を下りてきます。ある朝、ジェーミーが『グランマ(おばあさん)何か歌って、それでダンスして階段を下りるから。』と、ダンスを見せたくて得意になって言いました。それで家内は音頭をとって『オイコラドッコイ、スッテンテン、ヨーイショヨーイショ、トントントン』と歌うと、どうでしょう!ジェイミーは、リズムに乗れず、ズッコケてしまいました。やはり、こちらで育った子供はこちらのリズムがあるようです。日本的なリズムには乗れないのです。それぞれの文化にはそれぞれのリズムがあることが教えられます。私はこちらの吹奏楽団に入っておりますが、確かにこちらの人々は、ジャズ、ロックとかポピュラーミュジックのリズムにすっかり乗って気持ちよく上手に演奏します。スウィングがある、グルーブがあります。日本人の私(私は特別かもしれませんが)は、なかなかそのリズムに乗れない、グルーブ感がないのであります。それを、演奏しながら身をもって感じるのであります。こちらの人々のリズム感は日本人のそれとは違うのであります。それぞれの民族にはそれぞれ特有のリズム感があることを身をもって感じている次第であります。 もう4月も終わりとなりました、6月の初めには日本へ行きます。今から楽しみにしています。よろしくお願いいたします。神様のお恵と祝福が豊かにありますように、                 バンクーバー村松勝三 2013年4月24日

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