創 世 記

題目

(1) 創造の概略
(2) エバの創造
(3) 花嫁の型

註   
(1)創造の概略  二章

a、これは創世記一章の記述の否定ではなくむしろ・概略であって一章に記録されていないある明細が含まれている。
次の如し

b、第七日目に神は休息された。2節、3節

c、第七日目祝福と聖別の日である、何故なれば神が休息されたからである。3節

へブル書四章と比較せよ、安息日の重要性を研究せよ。安息日は我らの霊的苦悩と肉体の労働より安息を得ることである。
へブル書四章には、安息と云うことが九回も記されている。あなたの聖書の安息のところに印しをつけなさい。
特に、彼(神)の安息、或いは、私(神)の安息が3節、4節にあることを憶えよ
セブンス・アドベンティストチャーチは大きな過ちを犯している。安息日に休むことの霊的意味を悟っていない。
単に労働をやすむことばかりでなく、神の祝福の中に完全に入ることである。

d、地にはまだ雨がなかった。植物は霧から必要な水分を受けた。五節~六節

e、人間創造7節

分割

A、土のちり
B、神の命の息
C、生きた者となる

 f、エデンの園8節~17節
 a、四つの川=ピション川、ギホン川、ヒデケル川、ユーフラテス
 b、エデンの園を管理する事は人間の働きであった。15節
 c、人間の食物=どの木からでも心のままに取って食べる。
 d、人間の責任=善悪を知る木の実を食べてはならない。17節

(二)エバの創造2:18~25節

 a、目的=アダムの助け手18節
 b、アダムは彼らに命名したけれども全ての造られたものの中より助け手を見い出さなかった。20節
 c、エバの創造された方法21、22節

X、アダムを深く眠らせた。21節殺した。
Y、あばら骨の一つを取る。命を取る。
Z、アダムの身体を癒した。甦らせた。
d、(c)についての特別な記事

『アダムを深く眠らせた』そして彼は眠ったと二度繰り返されてある。
最初の方は眠らせた。使役語を使用してあり、二度目は彼は眠ったと記している事に注意せよ。
イエスは「ほふられた小羊」であった。そしてイエスは云われた「私の命を取る者は誰もいない」
「私は命を捨てた」即ちエバの創造は十字架と復活の型である
すべてのキリストの花嫁はカルバリで流されたキリストの血(アダムのあばら骨)を通してなるためである。

(三)エバ=キリストの花嫁としての教会の型23~25節

 a、エペソ5:28~32節と比較せよ。
 b、わたしの骨の骨、肉の肉、あなたのコンコーダンスよりこの句の引照を発見し研究せよ。
特に第二サムエル19:12、13節真に新生した信者はキリストの骨であり、キリストの肉である。

第三章

題目人間の堕落

*分割
(一)サタンの誘惑の方法—神の言葉を疑う。1節

(二)エバの返答—神の言葉に加え、変化し、減じた。2節~3節

(三)サタンのの完全な嘘—「あなたは決して死ぬことはないでしょう」-4節

(四)罪の作用—-6節~8節

 a、ヨハネ2:16
 肉の欲、目の欲、持ち物の誇り創世記3:6節と比較せよ。サムエル11章2節、ダビデは「見た」

 b、エバはアダムに与えた。

 私たちは良きにつけ悪しきにつけ他に影響する。私たちが他人に与えるものは、罪の実でしょうか?霊的なものでしょうか?

c、裸(ハダカ)7節

 罪を犯す前と、後の相違は前には、神の栄光を持っていたが、罪を犯した時、それを失った。

(五)のろい14節~24節

三重ののろい
 1、女に対して16節
 2、男に対して17~19節
 3、蛇に対して14、15節

(六)贖いの契約15節

女のすえ、それはキリストである

(七)贖いの型

神はアダムとエバの為に他の動物の血を流して彼らの着物を造って、彼らに着せられた。
創世記第三章「堕落」

 (一)人間の堕落を研究する章として、全聖書を通じて最も重要なものの一つである。
 最初に犯した罪は、全ての失敗の始めであり、一切の病気と呪いのあらゆる結果をこの世界で見い出す。

 (二)この章の意味を十分に悟る為、基礎として十分に注意されなければならぬ。


これは物語である。しかも真の物語りである。多くの人はアダムがリンゴを食べたことを一つの寓話、
叉は冗談として一笑に附してしまう。しかし、私は神がこの章を通して、
原罪の真の意味を十分に神が記録して下さったことを信ずる。

 (三)この章には神以外にはっきりした三名の人物がある。アダム。エバ。蛇の形をしたサタン。

 (四)今、前章に戻る必要がある。2:16、17節を読んで3:1~5節と比較して下さい。
一回では二人が神に従わなかった事を充分に発見し難いでしょうから二、三回読んでください。
罪を犯した最初の原因が見出せたなら、次の如く研究しなさい。

(A)2章16、17節にて最初の男と女に命ぜられた事は下記の通りであった。

1、「あなたは思いのままにと食べてよい」
註、神は少しも制限をしなかった。彼らが欲しいだけ全てを食べる事が出来る。
2、一本の木を制限した。即ち、善悪を知る木(中央にある木)
3、それを取って食べるとその時、あなたは必ず死ぬ。
4、この木に「触れる」事について記されていない。

(B)三章で何が起ったかに注意せよ。

1、エバは神に言われたことをその通りサタンに告げなかった。
神は「思いのまま」と言われたがエバはその言葉抜かして、唯「食べることが出来る」とのみ言った。
これは彼女が神の言葉を減らした事である。

2、エバはサタンに対する返事に「これに触れるな」とあるが神は「触れる」ことについては何も言われなかった。
エバは神の言葉に付け加えた。

3、神は仰せられた。「必ず死ぬ」と。しかし、エバは言った。「死ぬといけないからだ」その意味は
「死ぬかも分からないし、死なないかも分からない」

*神の言葉を勝手に加えたり、減じたりする事は注意しなければならない。
申命記にはそれに対して警告した聖句ある。あなたは見出せますか。

*第三章の主な教訓は人間の堕落(失敗)
であるが、それは、神に従うか、従わないかであり、又それは「恵みか。呪い」を意味する。

*罪、病気、呪いは神の言葉に従わなかった事によりもたらされた。同様に、キリ
ストを信じ、神の言葉に従うならば、主より祝福を受けるであろう。

*三章に見られるように、神の言葉に従わなかった結果として呪いが入って来た事を学びなさい。

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