注1
a.奥義なる教会はパウロの時代までは預言者、祭司に十分に啓示されていなかった。(エペソ3章3節)
次の引照を互いに注意深く比較せよ。
マタイ伝17章13節
「そのとき弟子たちはイエスがバプテスマのヨハネのことを言われたのだと悟った」
ペテロ第1の手紙1章10節~12節「この救いについては、
あなた方に対する恵みのことを預言した預言者たちもたずね求め、かつつぶさに調べた。
彼らは自分たちのうちにいますキリストの霊がキリストの苦難とそれに続く栄光とをあらかじめあかししたとき、
それはいつの時、どんな場合を指したのかを調べたのである。
そして、それらについて調べたのは、自分たちのためではなくて、あなた方のための奉仕であることを示された。
それらのことは天から遣わされた聖霊に感じて福音をあなた方に宣べ伝えられた人々によって
今やあなた方に告げ知らされたのであるが、これは御使いたちもうかがい見たいと願っていることである。
エペソ書3章5節~9節
b.マタイ伝13章に戻りましょう。7つのたとえ話によって構成されているが、
そこには天国の7つの奥義が含まれている。次の如し。
(1)種の蒔く人の奥義・・・3節
(2)麦の中の毒麦の奥義・・・24節
(3)からし種の奥義・・・31節
(4)パン種の奥義・・・33節
(5)隠された宝の奥義・・・44節
(6)真珠の奥義・・・46節
(7)網の奥義・・・47節
【2】3章の概略、分割
a.教会の奥義は黙示によって現された・・・5節
b.奥義とは何か・・・6節
c.奥義となる教会の役割とせられたパウロ・・・7節?9節
d.奥義の目的・・・10節~12節
e.祈り・・・信者たちがよく悟り深きところに入り、教会の奥義が満ち満ちるように。
【3】ある重要なる節の分割
A
a.奥義はどのようにした現されたか・・・3節
「啓示による」キリストの奥義に関わる知識を生み出すこと・・・4節
b.御霊によって使徒たち預言者たちに啓示される・・・5節
c.1章17節、18節におけるパウロの最初の祈りは知恵と啓示の霊を持つように(17節)
心の目を明らかにしてくださるように・・・18節
B
a.奥義は異邦人が神の国を継ぐ者となる・・・6節
b.一つからだとなりキリストの約束に預かる者となる(イスラエルの国籍のない者が2章12節)
C
福音の僕パウロ・・・7節~9節
a.福音の僕とされた。
b.神の恵みの賜物により。
c.神の力が私に働いて(学生よ特に注意せよ)
この意味は賜物あるいは召命を受けるときばかりでなく、いかなるところで働いても同じ生活を持つ。
すなわち神に献身することは毎日自己に対する死を意味し、全く降参して続いて従うことである。
D
目的・・・9節、10節、12節
a.奥義を実行に移す務めが何であるかを明らかにするため・・・9節
b.教会を通して神の多種多様な知恵を示すため・・・10節
c.神の永遠のご計画の実現・・・11節
d.私たちが信仰によって大胆に確信をもって神に近づけるよう・・・12節
e.祈り・・・14節~21節
パウロの第2の祈り・・・注意深く研究せよ。
1章16節~23節の最初の祈りは信者が神の恵みを知るためであり、
3章14節~21節の第2の祈りは内なる人が神の御霊によって強められるためである。
4章?6章
題目: 信者の職務とその歩み
注:
(1)4章の分割
a.信者の歩みはキリストにあって召されたその召しにふさわしい歩み。・・・1節~3節
b.守らねばならない7つの一致・・・4節~6節
c.キリストから受ける賜物の奉仕・・・7節~11節
d.目的とキリストの働き・・・12節~16節
e.新しい人としての信者の歩みの本分・・・17節~32節
(2)上記の中より、重要なるものを分割する。
(A)信者の歩み
a.或る程度ではなく出来る限り謙虚・・・2節
(B)7つの一致
イ)1つの身体
ロ)1つの御霊
ハ)1つの望み
ニ)主は1つ
ホ)信仰は1つ
ヘ)バプテスマは1つ(2つのバプテスマにはあらず。1つであるが2方面のバプテスマ。水と霊)
ト)神
(C)キリストの5つの奉仕の賜物(詩篇68編18節を見よ)
「あなたは虜をひきい、人々のうちから、またそむく者のうちから賜り物を受けて、高い山に登られた。
主なる神が、そこに住まわれるためである。
(1)使徒(神の権威)
(2)預言者(神の御意志)
(3)伝道者(神の心)
(4)牧師(神の愛)
(5)教師(神の言葉)
(D)(1)目的とキリストの奉仕の賜物の働き・・・12節~16節
a.聖徒たちを完全にする・・・12節
b.奉仕のわざ・・・11節
c.キリストの身体の薫陶・・・15節
(2)限界・・・13節
a.信仰の一致に到達するまで
b.キリストを知る知識の一致に到達するまで
c.全き人となるまで
d.キリストの満ち満ちた徳の高さまで
(3)目的
(X)否定(消極的)
a.もはや子供ではない・・・14節
b.惑わされない・・・14節
c.だまし惑わす策略(様々な教義)にもてあそばれない。
(Y)積極的・・・すべての頭であるキリストにまで・・・15節
(Z)結果・・・16節
a.全身は共に組み合わされ結び合わされている。
b.それぞれの分に応じて働き
c.身体を成長させる
(E)信者の歩みの本分
新しい人として・・・17節~32節
a.他の異邦人の如く歩むなかれ・・・17節
(彼らのむなしい心を持つな)
b.未信者の記述
a.知力は暗い・・・18節
b.神の命から遠く離れ・・・18節
c.無感覚(神に対して)・・・19節
d.あらゆる不潔な行いをして放縦に身をゆだねる・・・19節
c.信者は異なる・・・20節~21節
d.何処に?
x.古き人を脱ぎ捨てる・・・22節
y.新しき人を着ることにより、霊において新生する・・・23節~24節
z.偽りを捨て真理を語る・・・25節
xx.なぜ?何人となれば私どもは互いに肢体であるから。・・・25節
yy.一般の道徳・・・30節~32節
5章 6章
(1)これらの章は引き続き信者たちが、その召しにふさわしく歩むことをすすめている。
すなわち:
a.神に対して 5章1節~20節
神にならう者・・・1節
b.夫、妻に対して 5章21節~33節
キリストの型とキリストの花嫁の型である。
c.子供、両親に対して・・・6章11節~14節
しもべ及び主人に対して・・・6章5節~9節
(2)信者の素晴らしき図
戦い・・・武具。6章4節~18節
a.心よりこれらの研究をせよ。これは試験の良い質問である。
b.また彼らの6章より彼らの用いたものを学べ
c.これらの武器の理由
A真理の帯・・・14節
B正義の胸当て・・・14節
C平和の福音の備え・・・15節
D信仰の盾・・・16節
E救いのかぶと・・・17節
F御霊の剣・・・17節
Gすべてのための祈り・・・7種類