すると、こんどは、子供たちがあらわれました。
子供たち
「鬼さん、こちら、手の鳴る方に」
町のいたずらっ子が、まわりにたかって、盲人を鬼にして逃げ回っています。
盲人
「やい、子供たち、私をいつまで馬鹿にする気か。今度という今度はゆるさんぞ」
盲人は怒って、びゅうびゅう杖を振り回しました。
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