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(2015-11-29の週報より)

「崩れ落ちた城壁」

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 共に行って、あなた方の敵と戦い、勝利を得させてくださるのは、あなた方の神、主である。(申命記20章4節)


一、遊女ラハブ(ヨシュア2章)
 ヨシュアはカナンの地への進出に備え、糧食の準備を命じる同時に(1章11節)エリコの町を偵察させるため二人の斥候を派遣しました。彼らは『ラハブという名の遊女の家にはいり、そこに泊まった』(1節)。そのような場所が情報の収集に便利であったからです。
斥候の潜入はエリコの王に知らされ、王の使いたちがラハブの家に調査にきましたが、ラハブは二人の斥候をかくまい『彼らは確かに来たが、暗くなって城門が閉じられる前に出て行った」と言って欺いた。彼女はイスラエルの神に対する信仰を告白し (11節)、斥候を
『穏やかに受け入れ』(ヘブル11章31節)『別な道から送り出したためその行いによって義と認めらた』(ヤコブ2章25節)。彼女の行いは信仰の表れにほかならない。このラハブの物語は『罪深い女(遊女) に愛のまなざしを注がれたイエスの福音(ルカ7章36ー50節)
を彷彿させる。


二、崩れ落ちたエリコの城壁(ヨシュア6章1ー21節)
 二人の斥候は『主は、あの地をことごとく私たちの手に渡されました。そればかりか、あの地の住民はみな、私たちのことで震えおののいています』と報告した(2章24節)。
震えおののくエリコの住民は『イスラエル人の前に、城門を堅く閉ざして、だれひとり出入りする者がなかった』(1節)。主はヨシュアに奇妙な命令を下されます(6章3、4節)。
ヨシュアは言われた通りにしました。七日目に町を7回まわり7回目に祭司たちが角笛を吹いた時、民がいっせいにときの声を上げると、たちまち城壁が崩れ落ちた(20節)。
戦わずしてイスラエルは勝利を納めたのです。先頭を行く(主の箱) が象徴する主ご自身が、
ご自身への信頼の行為の故に、エリコの町をイスラエルの手に渡されたのです。
(ヘブル書11章30節)を読みましょう。


三、エリコの聖絶とラハブの解放(6章22ー27節)
 ラハブとその一族を除いて、エリコの『町と町の中のすべてのものを、主のために聖絶しなさい』と命じられた (17節)。『聖絶』とは一般的な用途に当てることを禁じ、神のために聖別すること、あるいは、そのささげられたものを意味する。このため金銀などの貴金属、青銅や鉄の器は聖所の宝物倉に納められたが、町とその中のすべての人や物が主に帰するものとして火で焼かれた(24節)。『聖絶』の目的は、カナンの先住民族の腐敗した宗教的慣習にイスラエル人が染まることを断固として防ぐことにありました。
(申命記20章18節)。ラハブは斥候をかくまったことでこの聖絶から免れたのです(23節)。
そのラハブの子孫として世に来られたイエス・キリスト(マタイ1章5節 参照) によって聖絶思想は完全に克服されています。キリストが十字架の死をもって敵意を葬られたからです (エペソ2章16節)。

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