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(2017-01-08の週報より)

「一番大切な命令」

  

心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。(マルコ12章30節)

一、主イエスの弟子として私たちにまず第一に求められることは、主のみこころを知り、それに従う歩みをすることです。主ご自身が『一番大切な命令』として教えておられることに、主のみこころがはっきり示されています。
一、律法学者の一人の質問を受けて(マルコ12章28節)
 十字架につけられる日を目前にした受難週に、エルサレムには入られた主イエスは、エルサレム神殿で、ご自分を殺そうとたくらむ (祭司長、律法学者たち) と一連の論争を重ね、
彼らの悪意を秘めた質問に巧みに答えられました。(11章27−12章27節)それを聞いていた律法学者の一人が、イエスの見事な答えに心を動かされて『すべての命令の中で、
どれがいちばん大切ですか』と質問しました。


二、いちばん大切な命令(29−31節)
 この真面目な(それだけに、まともな)質問に、イエスはストレ=トにお答えになりました。『いちばん大切なのはこれです』と言ってお答えになった内容は、律法のすべての命令を成就するために来られたイエス(マタイ5章17参照)ご自身の律法観を示すものとして重要であり、それこそ私たちキリスト者の律法観の基本となるものです。イエスは、
第一に申命記6章4、5節『聞きなさい。イスラエル。主は私たちの神。主はただひとりである。心を尽くし。精神を尽くし。力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。』を引用して、『この二つより大事な命令は、ほかにありません』と答えられました。これで律法学者の質問には十分答えられたはずですが、マルコの福音書では、この後に質問した律法学者の積極的な応答があって、問題に核心へと議論が深められていきます。


三、『あなたは神の国から遠くない』(32−34節)
 質問した律法学者は、イエスのお答えを聞いて、即座に『先生、そのとおりです』と反応し、彼なりのコメントを加えた的確な応答をしています。まず『神は唯一であって、そのほかに主はない』と言われたには、まさにそのとおりです』と、神である主の唯一性を強調しています。次いで『心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして主を愛し、また隣人をあなた自身のように愛する』ことは、どんな全焼のいけにえや供え物よりも、ずっとすぐれています』と、神と隣人への愛が祭儀よりはるかに大切であることを述べています。
 この賢い返事にイエスは満足し、応答した律法学者はイエスから『あなたは神の国から遠くない』と賞賛されています。唯一神信仰とともに、神と隣人への愛の命令を『いちばん大切な命令』として他のすべての命令の上に位置ずけ、前者によって後者を相対化するという大胆な立場を打ち出すことによって、イエスはご自身が『神の国』を実現する方であることを示しておられるのです。

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