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(2016-06-12の週報より)

「少年サムエル」

  

『主よ。お話しください。しもべ聞きます。』(Ⅰサムエル3章9節)
一、サムエルの誕生(1章)
 エフライムの山地に、エルカナという人が住んでいました。エルカナには二人の妻がおりました。その一人であるハンナには子供が与えられませんでした。もう一人の妻ぺニンナは、エルカナがハンナを愛していることに嫉妬し、わざとハンナをいらだたせるようにしました。ハンナは、そのつらい思いをどこにもっていつたでしょうか。そうです。彼女はその思いを神の元にもっていったのです。 信仰深いハンナの祈りに応えて与えられた子は『サムエル』(神の名・その名は神の意)と名付けられました。両親の誓願どおり、生涯主に仕えるようなものになることを願って、聖所のエリの元に預けられたのです。


二、聖所でのサムエル(2章)
 サムエルを預けた母ハンナは、自分の信仰を歌に託して表現します。この『ハンナの歌には、やがて主イエスの母マリヤが歌う『マリヤの賛歌』(ルカ1章)、そして主イエスの『山上の説教』冒頭の幸福の使信(マタイ5章) に相通じるものがあります。天地の主なる神がいかにご自分の主権によって事を行われるのか、それが人間の小さな常識では納まりきれない革新的なものであるのか、そうしたことが、静かな中にも確信をもって歌われています。
 ハンナの静かな、けれども気高く、また力強い信仰の表明に比べ、サムエルの預けられた当の聖所の中では、実に醜く俗っぽい事態が展開されていました。エリの息子たちがその職の厳粛さをわきまえないで、私腹を肥やすために、信仰者の捧げ物を横取りしていたのです。
 年老いたエリに警告されても、息子たちは聞く耳をもちませんでした。少年サムエルの素直な成長に比べ、エリは自分の家に対する神の厳しい裁きを覚悟しなければなりませんでした。皮肉なことにハンナの信仰深い『主は殺し、また生かし』という主の主権に対する信仰告白は『わたしは、わたしを尊ぶ者を尊ぶ』という宣言につながるのです。


三、神の声を聞くサムエル(3章)
 そのような中で、主はサムエルに語りかけられました。初めての経験に戸惑うサムエルにエリは丁寧に指導します。
 サムエルは言われた通りにして、主の御声を聞きました。自分の考えや計画ではなく、主の御声を聞き、主の御計画を受け入れること、信仰の歩みはそこから始まるのです。
 主権者である神に聞くことが、すべての信仰者にまず求められているのです。

 *聖書箇所=Ⅰサムエル1章ー3章
  

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