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(2014-11-16の週報より)

「ネヘミヤの祈り」

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あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなた方のことを
心配してくださるからです。?ペテロ5章7節)

 ペルシャ帝国クロス王によって故郷への帰還が許された後もバビロンにとどまり続けるイスラエル人たちがいました(むしろそのほうが多かった)ネヘミヤもそのような家族の子孫でした。

一、ネヘミヤの祈り(ネヘミヤ1章)
 クロス王の帰還許可からすでに百年近くたったアルタシャスタ王の第20年、BC445年から物語は始まります。
 王の献酌官(王の食事にかかわる重要な職務)であったネヘミヤにとって、すでに同胞の故郷への帰還は、祖父から聞いた遠い昔話のような過去の出来事になっていたことでしょう。ネヘミヤ自身は、バビロンでしっかりと生活の基盤を固め、安定した職に就いていました。故郷に帰った同胞たちもかの地でそれなりの安定した生活をしているものと考えていたかもしれません。
 そのネヘミヤのもとに、ユダから情報がもたらされます。故郷での生活は決して豊かではなく、極度に困難な状況が続き、国の再建はまだまだ遠いとのことでした。
 ネヘミヤは、律法に記されている神の命令と約束を思い返しつつ、涙を流して、民全体のために悔い改め、祈りをささげました。ネヘミヤが思い返した律法は、レビ記26章、申命記30章などでしょう。
 ネヘミヤ自身の生活のあんていからすれば、ユダの悲惨な状況を他人事と聞き流すこともできました。しかし彼は、神の約束を知り、神の民の経験を自分自身のこととして受け止めました。そこから、真実の祈りが生み出されたのです。

二、エルサレムへの旅立ち(2章1ー10節)
 ネヘミヤは王の許可を得て、自分の願いと計画を訴えました。8節ですぐに城壁再建のための木材の入手について願い出ているところをみると、ネヘミヤは王に申し出る前にすでに、自分がは果たす使命を神に導かれて自覚していたのでしょう。危険な申し出ではあるが確かな計画を立てていたと思われます。ネヘミヤは王の許可を得て、最終的にはペルシャ帝国ユダ州の『総督』(州知事) という地位を得る。エズラの場合もそうであったが、ネヘミヤにも、イスラエル人として故郷に帰って同胞のために働く面と同時に、ペルシャ帝国のイスラエル人部門担当役人としてユダ州に赴任しているという公的立場があります  

三、ひそかな調査(2章11ー20節)
 役人としてネヘミヤは、ユダ州近辺での緊迫した状況を正しく把握していました。イスラエルに敵対する側にも帝国の役人はいて、王に直接訴状を送ることができたからです。ネヘミヤは慎重に、夜ひそかに城壁の調査をし、再建工事の可能性を探ります。
 祈りは、大胆な決断と同時に、正常な判断や慎重な行動とも両立します。神を信じる者はこれらのすべてを併せ持つものです。


* 主題=苦しみや悲しみの中で神の祈る。       

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