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(2013-05-12の週報より)

「エリヤの恐れ」

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 恐れるな。わたしはあなたちともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。         (イザヤ 41章10節)

 エリヤのカルメル山での圧倒的な勝利を知っている私たちは『信仰者は同じように勝利するが、いつもエリや同様奇跡的出来事が起きるわけではない』ということを学ぶことも必要です。ある人は『消極的な結論だ』と感じるかも知れません。しかし、実は聖書全体が、カルメル山ののような形の勝利がいつも生じるわけでないことを記しています。それが、カルメル山の記事に続く今日の箇所の教えることなのです。

一、エリヤの落胆(列王記上 19章?ー8節)
カルメル山でのエリヤの勝利は、アハブ王夫妻の気持ちをさほど変えなせんでした。むしろ王妃イゼベルは、一層強くエリヤの命を狙うようになりました。エリヤは南に逃亡し、疲れ果て、御使に助けられて神の山ホレブに着きました。
 エリヤの恐れや疲れは、いわば『燃え尽き症候群』と呼べるものかもしれません。大きな仕事(カルメル山での対決)を終えたあとで、その結果から生じた諸々のことが押し迫って、精神的に空っぽになり、燃え尽きた状態になってしまったのでしょう。信仰がなくなったというようなことではないが、信仰者としてこれからどうしたら良いのか判断がつかないような疲労感・徒労感に襲われたのでしょう。

二、エリヤを励ます神の細い声(列王記上 19章9−14節)
 エリヤが着いたホレブ山は、かつてモーセが『十戒』を頂いた山で、シナイ山とも呼ばれる (出エジプト19章)。モーセの時は、山全体に雷が轟きわたり、雲が覆い、地震が襲うという壮大な自然現象の中から神は語られました。
 エリヤは勿論その出来事を知っていました。エリヤの場合も神は大風や地震や火を起こされたが、その中から語りかけることはなさいませんでした。その中には『主はおられなかった』のです。エリヤはモーセの時と比較して『どうなっているのか』と思ったことでしょう。しかし神は、これらの驚くべき自然現象を終わらせたあとで『かすかな細い声で』語りかけられました。静かに耳を澄まさなければ聞こえないほどの小さな声でした。
 この語り方は、明らかにモーセの時と対比させて、神が信仰者に語りかけ、取り扱われるその方法は決して一様ではないこと、ご自身の望むままに様々な方法で働いてくださることをエリヤに教えるためでした。信仰者の働きや勝利もまた、カルメル山の時のように常に華々しいものではないことを教えるためのものでした。

三、エリヤの新しい使命(列王記上 19章15ー18節)
 かすかな細い声でエリヤを励ました神は、エリヤに新しい使命を与えました。それは、エリヤ自身の後継者にエリシャを任命すること(そのエリシャが)北の隣国アラムの新しい王を任命し、イスラエルの新しい王朝を起こすという三つの使命出、地味ではあるが時代を越えた大きな仕事でした。
 主なる神のみを礼拝するように人々を導く使命は、一代で終わるわけではなく、時代を越えていつまでも継続されなければなりません。神は、エリヤの働きが彼一人で終わるものではなく、上の大きなご計画の一部であることを教えることをもって、孤立感に悩み、弱っていたエリヤを励まされたのです。

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