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(2012-11-25の週報より)

「エリコの城壁」

  

 共に行って、あなたのために、あなたがたの敵と戦い、勝利を得させてくださるのは、あなた方の神、主である。(申命記 20章4節)

一、遊女ラハブ(ヨシュア記 2章)
 ヨシュアはカナンの地への進出に備え、食料の準備を命じると同時に(1章11節)、エリコの町を偵察させるために二人の斥候を派遣しました。彼らは『ラハブという名の遊女の家に入り、そこに泊まった』(1節)。人の出入りの多い遊女の家は、必要な情報を集めるのに最適な場所であったからです。斥候の潜入はエリコの王に知らされ、王の使いたちがラハブの家に調査に来ましたが(3節)、ラハブは二人の斥候をかくまい『彼らは確かに来たが、暗くなって城門が閉じられる前に出ていった』と言って欺きました。彼女はイスラエルの神に対する信仰を告白し(11節)、斥候を『穏やかに受け入れ』(ヘブル11章31節)『別の道から送り出したため、その行いによって義と認められた』(ヤコブ2章25節)。彼女の行為は、彼女の信仰の現れにほかなりません。このラハブの物語は『罪深い女(遊女)』に愛のまなざしを注がれたイエスの福音物語 (ルカ7章37—50節) を思い出させます

二、崩れ落ちたエリコの城壁(6章1ー21節)
 二人の斥候は『主は、あの地をことごとく私たちの手に渡されました。そればかりか、あの地の住民はみな、私たちのことで震えおののいています』と報告しました (2章24節)
震えおののくエリコの住民は 『イスラエル人の前に堅く閉ざして、だれひとり出入りする者がなかった』(6章1節)。主はヨシュアに奇妙な命令を下されます (3、4節) と。ヨシュアは言われたとおりにしました 。7日目に7度回り、7度目に祭司たちが角笛を吹いた時、民がいっせいにときの声を上げると、たちまち城壁が崩れ落ちた(20節) 戦わずしてイスラエル軍は勝利を収めたのです。先頭を行く『主の箱』が象徴する主ご自身がご自身への信頼する行為の故に、エリコの町をイスラエルの手に渡されたのです。
 『信仰によって、人々が7日の間エリコの城の周囲を回ると、その城壁はくずれ落ちました」(ヘブル11章30節)。

三、エリコの聖絶とラハブの開放(6章22—27節)
 ラハブとその一族を除いて、エリコの『町と町の中のすべてのものを、主のために聖絶しなさい』と命ぜられました (17節)。『聖絶』とは、一般的な用途に当てることを禁じ
神のために聖別すること、あるいはそのささげられたものを意味します。このため金銀などの貴金属、青銅や鉄の器は聖所の宝物庫に納められましたが、町とその中のすべての人や物が主に来するものとして火で焼かれました (24節)。『聖絶』の目的は、カナンの先住民の腐敗した宗教的慣習にイスラエル人が染まることを断固として防ぐことでした。
(申命記 20章18節)ラハブは二人の斥候かくまったことで、この聖絶を免れたのです
(23節)。そのラハブの子孫として世にこられたキリスト(マタイ1章5節 参照) によって、聖絶思想は完全に克服されています。キリストが十字架の死をもって敵意を葬り去られたからです(エペソ2章16節)。

*11月25日   崩れ落ちたエリコの城壁         ヨシュア 2章、6章

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