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(2012-10-07の週報より)

「ヤコブとエソウ」

  

 『一杯の食物と引き換えに自分のものであった調子の権利を売ったエソウのような俗悪な者がないようにしなさい。」(ヘブル12章16節)

聖書箇所=創世記 25章19—34節 27章
一、エソウとヤコブ(創世記 25章19—34節)
 双子の兄弟エソウとヤコブ誕生のエピソードが記されています。リベカは不妊の女でした。アブラハム同様イサクは、不可能性と思われる中で主に祈りました。それから20年後、神はその祈りに答えられ、リベカは身ごもりました。この出来事には、イサクがアブラハムから受け継いたものが、神の選びと約束に信頼する信仰であったことが示されています。
 妊娠中に、神はリベカに大切なことを伝えました。23節を読んでみましょう。『兄が弟に仕える』というのです。いよいよ出産の時、最初に出てきたのは赤くて、全身に毛皮のようなエソウ。そして次の子は、エソウのかかとを掴んで出てきました。それがヤコブです。イサクはヤコブを愛し、リベカはヤコブを愛するようになりました。この偏愛が後に大きな災いを招くことになります。
 ある日のこと、エソウが疲れて野から帰ってくると、ヤコブが煮物をしていました。エソウが『食べさせてほしい』と願うと、ヤコブは『いますぐ、長子の権利を売りなさい』と言いました。『長子の権利』は、アブラハムからイサクへと受け継がれた大切なものです。神がアブラハムに約束して下さった祝福を受け継ぐということです。ヤコブはその権利を自分のものにするために、エソウにレンズ豆の煮物と引換にすると誓いなさいと言いました。エソウは事の大きさに理解できず、ひと時の食欲を満たすために、大切な長子の権利をやこぶにうってしまいました。このことが、後に大変な事件になるのです。

二、長子の権利を奪うヤコブ(創世記 27章1ー40節)
それから何年かたち、自分の死が近いことを悟ったイサクはエソウを呼び寄せ、長男への祝福を与えようとしました。
 これを聞いたリベカは、急いでヤコブを呼び、最上の子山羊を二頭、次分のところに持ってくるように言いました。それを料理してイサクのところに持っていけば、ヤコブが祝福を受けることが出来ると思ったからです。リベカはヤコブにエソウの晴れ着を着せ、
その首と手に子山羊の毛皮をかぶせました。こうすれば、年をとって目が不自由になったイサクは、ヤコブを毛深いエソウだと思うでしょう。22—29節を読みましょう。ヤコブは母親の言うとおりにして、イサクから祝福をだまし取ったのです。
 その後すぐに、エソウが父親に祝福してもらおうとして料理をこしらえてやってきました。しかし、すでに祝福はヤコブに与えられていたため、エソウは祝福を得ることができませんでした。この時になってようやくエソウは『長子の権利』の大切さに気づいたことでしょう。しかし、もう遅かったのです。

三、守られるヤコブ(創世記 27章41—46節)
エソウは、ヤコブを恨み、イサクが亡くなったら、命を奪おうとさえ考えるようになりました。
このことを知ったリベカはヤコブに、自分の兄ラバンのところに逃げるように言いました。こうして、ヤコブは自分の生まれ故郷を離れることになったのです。神の祝福を軽んじたエソウ、そして祝福をだまし取ったヤコブ。どちらも朱に喜ばれる道を選ぶことはできませんでした。

*10月7日     
エソウとヤコブ 創世記25章19—34節、27章

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