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(2012-09-20)

「ルツ記」

  

ルツ記
1 性格 

A、鍵語   贖いによる安息

B、鍵句 3章1節= 『ここに姑ナオミは彼に言いけるは女子よ  
 我汝の安身所を求めて汝に幸いならしむべきにあらずや』4章10節

 C、大要、本書は士師記時代における一つの美しい出来事である。1章1節=

『士師の世をおさむる時』この時は士師のない無政府の  混乱時代におけるのどかな麗しき神聖な物語である。
  砂漠におけるオアシス、泥田のハスの様な美しさを見る。

2、著者 A、不明。誰の著であるか不明である。
   士師記を書いたサムエルではないかといわれている。
   これは歴史書の間に挟まれているが、歴史書というより文学である。
   詩歌ではないが歴史的色彩を帯びた散文詩である。

3、他の文書との関係
   士師の在世当時のものであるから士師記と密接な関係にある。
   士師記の付録のようなものである。
   霊的に解釈すればキリスト (ボアズ) と教会(ルツ)の結婚という点で
   新約のエペソ書と関係付けられる。
4,分割
 A,安息の放棄 1章1ー5節=信仰の失敗と堕落。
   飢饉の為 エリメレクは華族と共にユダの地ベツレヘムを去り
   モアブの地に寄留した。1章1節
   エリメレクの死後、妻ナオミは息子に異邦人の妻を娶った。4節
   ナオミ一家を襲った度重なる禍に二人の息子も死んだ。  5節

   B、祈願 1章6—22節
   神の福音を(食物を民に給う)を聞いたナオミはユダへの出立を決意
   した。 6、7節
   ナオミ一家の帰途一人の嫁オルパはその民とモアブ帰った。8—18節
   ナオミとルツを迎えたベツレヘムは騒ぎ立ち、ナオミは自分のことを
   ナオミ(楽し)と呼ばずマラ(苦し)と呼ぶように言った。 19—22節

 C、安息の要求 2章—3章
   畑におけるボアズとの対面    2章1ー16節
   ルツの落穂拾いにおける働き   2章17—23節
   律法に定められた権利、贖いの要求と行使。 3章
   
 D、安息の獲得   4章、
   贖い人が、エリメレクの地ルツを贖う事を拒み長老の前での権利をボ 
   アズに譲る。         4章1ー12節
   ボアズ自ら贖い、ルツを妻に娶る。   13節
   ルツ男子を生みナオミは慰めと幸を受ける.14—17節
   アブラハム、イサク、ヤコブ………ダビデの系図に加えられたルツ。
    18—22節
5、主要人物 ナオミ(エリメレクの妻)
       ルツ (忠実な嫁)
       オルパ
       ボアヅ(後ルツの夫となりルツを贖った)

6、使命
 A、贖いの安息が本書の主題であったがそこから考えると
 1、新約における罪人は異邦人である。その罪人の血による贖い。
  (これは異邦人のルツがユダの人ボアズによって贖われたことから考えられる)
 2、信者と協会の聖霊のバプタイズによる神人一体。
  (ルツとボアズの結婚は信者と教会の一体となることを示している)
 3、真の安息を得ることに主眼をおいている。ヘブル4章1ー11節
  (安息に入ること、それは御霊の内住による)

 B、花嫁なるキリストの御教会の花婿なるイエスに対する性格 態度などの  
   必要なこと、重要なことを教えている。
    ルツを通してその良い面を見ている。即ち、キリストに対する服従の 
   態度である。 ?コリント 11章1—3節(キリストへの態度)
   ?コリント11章1−16節 エペソ5章22、23節(完全に従うこと)
価値、
   一般的に聖書における恋愛物のごとく、単なる文学としてみなされる   
  傾向が強い。それは聖書は神の御言葉であるという根本原理を忘れた誤 
  りである。
   
   確かに詩的であるという点、文学的事実を認めないわけにはい
   かない。しかしそれは全てではない。
 
   しかし事実を通して模型と象徴が限りなく現れている。
    
    エペソ書の御教会とキリストの結婚。5章32節
   『この奥義は大いなり、我が言う所はキリストと教会を指せるなり』

                     (ルツ記 終了)
  



 

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