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(2011-12-18の週報より)

「宿屋には部屋がなかった」

  

 主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられました。それは、あなたがたが、キリストの貧しさによって富む者となるためです。     (第2コリント8章9節)

一、歴史を動かす神(ルカ2章1−7節)
 マリヤが天使の訪問を受けてから約十ヶ月たった頃、マリヤとヨセフは一族の故郷であるベツレヘムに向かいました。それはローマの皇帝アウグストが出した人口調査命令によるものでした。すべての男子は先祖の地に戻って名前、職業、財産、親族を登録しなければならないのです。ヨセフはマリヤを連れてナザレの町を出発すると百キロあまりの道を旅しました。道は同じ目的で旅をする人々で混雑していました。身重のマリヤにとって、大変な旅であったことでしょう。
 ところで、この命令は神を知らない異邦人の王の決定でしたが、神はこの王の背後で働いておられました。ベツレヘムで救い主が誕生するという預言を実現させるために、事を進めておられたのです。歴史を動かすのは人間ではなく、その人間をつくり、御計画どおり動かされる神なのです。

二、イエスのおられる場所(ルカ2章4−7節)
 ベツレヘムに着いたヨセフとマリヤは早速宿屋を探しました。マリヤを休ませなければならなかったからです。ところがどの宿屋も人々で満員で、二人の泊まる所がありません
。ローマの登録官やローマ兵が宿屋に泊まっていたために、ヨセフたちが泊まれなかったという説もあります。いずれにしろ、二人は何軒もの宿屋で断られたあと、ようやく家畜小屋に落ち着き、マリヤはそこで救い主を産みました。7節を読んでください。
 王の王、主の主である救い主の誕生をお祝いするには、あまりにも貧しく、質素な場所でした。このことは、人となられた神がご自分の民に受け入れられないというイエスの生涯を象徴的に表しているようです。ヨハネ1章11節を読んで下さい。

三、心の王座にイエスを迎える。
 救い主イエスが宮殿や宿屋では鳴く家畜小屋でお生まれになったことは悲しいことですけれど、私たちには関係ないでしょうか。いいえ、そんなことはありません。
 イエスは罪人である私たちを罪から救うためにこの世に来て下さいました。あなたはそのイエスを締め出してしまってはいないでしょうか。今、あなたの心の中に救い主をお迎えする場所があるでしょうか。それとも自分の欲望に心を占領されて、満員の宿屋のようにイエスを締め出してはいませんか。黙示録3章20節には、イエスが私たちの心の外に立って、戸をたたいておられることが書いてあります。イエスは、あなたが心を開いて、ご自分を救い主として迎えるのを待っておられます。
 クリスマスの本当の祝いかたとは、私たちのために貧しく生まれて下さったこのイエスを心の王座にお迎えし、救い主として礼拝し、ほめたたえることです。あなたはイエスを受け入れているでしょうか。7節の『宿屋には彼らのいる場所がなかった』ということばをじっくり味わって、何がイエスをお迎えするのを妨げているのかを考えてみましょう。そして、救い主イエスを受け入れて、本当のクリスマスをお祝いしましょう。

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