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(2011-09-11の週報より)

「アクラとプリスキラ」

  

御言葉を宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。(?テモテ4章2節)

Preach the word! Be ready in season and out of season.(2 Timothy 4 : 2 )

一、旅する夫婦(使徒18章1−3節)
 パウロがアクラとプリスキラ夫婦に出会ったのは、第二回伝道旅行の途中にコリントに立ち寄った時でした。この夫婦は、ローマ皇帝クラウデオが出したユダヤ人退去命令により、ローマからコリントに移ってテント作りをしていたのです。コリントを訪れたパウロは、その前のアテネでの伝道がふるわなかったので、気落ちしていたと思われます。しかし、この夫婦のもとに身を寄せ、仕事をともにするうちに、失望や心の傷もいやされたのではないでしょうか。アクラとプリスキラの家庭は、神を信じる希望と明るさに満ち、いたわりと慰めの場であったのでしょう。
 その後、パウロは再び力強く神を語りましたが、その陰にあって、この夫婦はパウロのよき励まし手、相談相手、祈り手であったのでしょう。当時パウロは『ペストのような存在』(使徒24章5節)と呼ばれ、危険人物のように思われていたので、世話をするにはよほどの勇気と信仰が必要でした。パウロにとって、この夫婦の親切がどれほど有り難かったかわかりません(ローマ16章4節)。しかも、アクラとプリスキラはパウロと一諸にエペソに行き、そこでの伝道も助けたのです。

二、伝道者を支える夫婦(使徒18章24−28節)
 パウロが去った後も、アクラとプリスキラはエペソに留まり、教会の成長を助けました
 ある時、アポロという人がエペソにやってきて、熱心に神を語ったのですが、その話には足りないところがありました。おそらくアポロはパプテスマののヨハネの弟子から学んだだけだったのでしょう。アクラとプリスキラ夫婦は、人の前でアポロを批判して恥をかかせることを避け、ひそかに家に招いて福音の真理を正しく説明しました。アポロはパウロと同じように、この夫婦の家庭に慰めと励ましを感じ、力を得たことでしょう。
 二人の愛のある配慮に生かされ、アポロは非常に優れた伝道者となりました。

三、家庭を教会に提供する夫婦(ローマ16章3、4節)
 当時の教会は、比較的裕福で広い家を持つ信者が自宅を開放して集会をしていました。アクラとプリスキラも、エペソでも (㈵コリント16章19節)、ローマでも自宅を教会として解放していました(5節)。精神面だけでなく、物質的な面でも、福音のために持っているものすべてをささげたのです。ですからパウロは、この二人のことを同労者と呼んでいます。
 自分たち自身は主役として華やかな表舞台で活躍することはなく、常に縁の下の力持ちとして支える立場に生涯身を置いたアクラとプリスキラ夫婦でしたが、その働きをけっして神はお忘れにならず、心から喜んでくださったに違いありません (ヘブル6章10節)。

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